連夜にわたり押井守のアニメをNHKで見てしまった。『機動警察パトレイバー 2 the Movie』と『イノセンス』。これほどの作品を今まで見ていなかったとはあまりにも不覚。『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』は以前見た。
そのぶん昼寝を少々。冷房つけっぱなしで極上の夏休み、と世にいうほど効かないのであった。仕事もせねばならないし。
たまには小説も読みたくなり、いろいろあって短編２つ。テネシー・ウィリアムズ「呪い」。猫の名はニチェボ（大丈夫なんとかなるさ）。されどなんとかはならず、むしろいかんともしがたい最期。イタロ・カルヴィーノ「柔かい月」。太陽系の始まりのころアーリーな地球に火星大の惑星が激突し、飛び散った破片が寄り集まって１年たらずで誕生したのが月であり、当時は地球の間近にあって今の300倍ものサイズ（面積）で見えたらしい。ちょっとそれに似た夜空を想わせる話。
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