★量子力学10講(谷村省吾)──「力学にも文の型がある」という

英語の文にSVOという型があるように、力学にも文の型がある。力学の構文型は「Aという系がBという状態のとき、Cという物理量はDという値を持つ」という型である!──『量子力学10構』(谷村省吾)

すごいことを知ったな〜。できれば若いときに知りたかった。でも生きているうちに知れてよかった。

国債とは何かや税金とは何かを説明するにも、おそらく型のセットの把握が必要なのだ。でもその型を私たちはぼんやりとしか知らない。だから国債や税金についてテキトウな夢想をしばしば抱いてしまう。(野球やサッカーだって、もしも型を知らなければ、競技も観戦もトンチンカンにしかならない)

繰り返す:よく知っている事象(たとえば英語)について型があることを思い出せば、まったく知らない事象(たとえば量子力学)について「まず型を知ろう、では型は何か」というふうに理解の手順がわかる。社会保険についても、もし型を十分知らなければ、それはその事象を十分知らないのだ。

その「まえがき」から──

《量子力学は、驚きに満ちた学問であり、これを知れば世界の精妙なしくみを理解できるという素晴らしい物理理論である。それだけでも人類の宝と言えるし、その応用の広さと文明に対する影響力は圧倒的であり、これを「役立たず」という人はいない》