視聴中。財政のバラマキ批判をした文春の矢野論文を、2人とも、ただもう目が点になった体でくさしているのが、興味深い。
財務省矢野次官のバラマキ批判を、飯田さんは、古くからあるものとして顧みないが、「ただし地方自治体の財政は緊縮が必要。なぜなら地方は貨幣を発行できないから」(趣旨)と言ったので、は〜なるほど〜と思った。井上さんももちろん反緊縮だが、「でも僕も自分の借金はしません」と言う!
私たちは、貨幣を発行する主体としての経済を思い浮かべることが苦手なのだと、飯田さんは言う。つまり家の財布の仕組みは痛いほどわかっていても、国の財布の仕組みは、なかなか実感できないのだ。だから国債とは何か、私は結局まだよくわからない。
井上さんはベーシックインカムの推奨者だが、日銀に国民一人一人の口座を作ったらどうか、と言っていた。この手っ取り早い思考、ストレートな弁舌が、やはり興味深い。
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(11.1)
一方、こんな記事も
https://www.newsweekjapan.jp/obata/2021/11/post-74.php
「矢野財務次官が日本を救った」(小幡 績)