チョー面白い! 夢が深みにはまっていくようで、ありえないようなことが大まじめに展開したり、なんでこんな話が延々続くのだ、といったような展開が、読む者をぐいぐい引っ張っていく。すべて独特の叙述のなせる技なのだろうか?
まずタイトルが比類なくすばらしいと思う。赤の他人の瓜二つ。こんなタイトルがついていたら、小説でも映画でもアニメでも音楽でも、私は絶対に見聞きしたくなると思う。
…読了。最後までめくるめく面白さ。一生というものの長さそして短さを感じさせるところがいいのだろうか。日ごろの何でもない人物と情景のなかにまるで啓示のごとき閃きが降りてくるようなところがいいのだろうか。よくわからないが。