このあいだ『フリーターズフリー』創刊号(isbn:4409248014)を読んでいた。
安賃労生活の正直な実体験と、そこからどうしても芽生えずにはいられない思想とが、予想を超えて濃く、熱い。また、この問題の核心を成すとおもわれる要素や歴史性も冷静に照らし出していて、非常に納得できる。
だからいろんな思いがめぐった。
親はドラ息子にも無条件で小遣いを与え財産を遺す。理由はさておき、たいていそうする。では国や自治体が、さまざまな企業や集団が、才や職や金に乏しい者に財貨を分け与るようにすることも、当たり前とか仕方ないとか思ってもいいではないか。
…みたいな思いが勢いよく回り始めるのであった。
…みたいに仕事も勢いよく回り始めなければならないのであった。
♪ 貧しさに負けた〜 いいえ仕事に負けた〜
弱参照:赤貧の?「青鬼の褌を洗う女」(坂口安吾)isbn:4061960504