東京永久観光

【2019 輪廻転生】

語るに落ちたならそれでもよい

重力02』に掲載されている「コンプレックス・パーソンズ」(大澤信亮)。レビューがほとんど見当たらないので、軽々しく紹介するのには慎重になってしまう。それでも、世界の重層的で根源的な困難さに思いを至らしめる力作。言葉は足らなくとも、いや言葉が足らないからこそ、黙っていないほうがよい。というわけで、こちらに感想。

関連するようなしないような。《ネット批評では沈黙という価値が見失われてしまいがちである》(『Dravidian Drugstore』8.11)