《なぜか自然科学系の常識は概ね一般国民の中に共有されているのに、経済学的な知識についてはそこまでのコンセンサスがないように見える》(すなふきんの雑感日記 より)
http://d.hatena.ne.jp/sunafukin99/20091003/1254531417
たしかにわれわれは経済学をよく知らない。
しかしじつは物理学や生物学もよく知らない気がする。
……生活実感としては揺るぎなくわかっている。たとえば、財布の金は使えば減ること。安いものを買ったほうが得なこと。これはもう、車のスピードを上げると早く着くとか、猫も金魚も何か食べないと弱ってしまうとか、それくらいの常識。理屈を勉強するまでもない。
ところが、今われわれが知るべき経済学のカンドコロは、どうもそうした当たり前を少し超えたところにある。
国の財布は使っても減るとはかぎらないのです。インフレになったほうが結局みんな得をするのです。「嘘だろ!」 そんなこと素人にはにわかに理解しがたいのだ。
それはまるで、光速に近いロケットに乗った者はこっちより年をとるのが遅くなりますとか、1個の電子が2つの穴を同時に通ったりしますとか、聞かされたときのビックリに近い。恐竜が鳥になったとかカンブリア紀の爆発とか鼻行類とかに近い。
というわけで、これからもこうしたサイトで経済学のイロハを学ばせていただこう。
定番の教科書も読んでみるべし。http://readingmonkey.blog45.fc2.com/blog-entry-65.html
カンブリア紀や鼻行類に関する定番の教科書なら
◎ ワンダフル・ライフ―バージェス頁岩と生物進化の物語 asin:4150502366
◎ 鼻行類―新しく発見された哺乳類の構造と生活 asin:4582762891