カレンダーの10月22日が赤いことにふと気づく。なんだっけ?
「即位の礼」にちなんだ祝日だった。
天皇制は日常の隅々にまで浸透している。ハロウィンやクリスマスと同程度に実在している。実質的に機能しこちらも応答していると言わざるをえない。
これほど身近で奇妙な存在について、もうちょっと普通に議論していいと思う。もうちょっと普通に会話していいと思う。
東浩紀は、先日の5時間におよぶニコ生単独スピーチで、「表現の不自由展 その後」の混乱は、天皇について議論するチャンスでこそあったのに、そうした展開にはならなかった、という主旨のことを述べていた。まったくそのとおりで残念だ。
批評の対象としても、天皇は、ブルーオーシャンではなかろうか。
同じニコ生で東浩紀は、ミクロの政治(個人の生活や思考や言動ににじんでくるような政治の問題)が、マクロの政治によって覆い隠されている現状を、強く嘆いていた。では、マクロの政治でなくミクロの政治における天皇はいったい如何なるものか。どんどん言及、どんどんツイートしたら面白い。