東京永久観光

【2019 輪廻転生】

★はなればなれに/ゴダール

ゴダール『はなればなれに』を初鑑賞。

人物の表情や仕草をなぜかこれほど凝視してしまうその心地よさ。

監督はこの映画を「不思議の国のアリス・ミーツ・フランツ・カフカ」と言ったそうだが… 

ゴダール以外の何ものでもないものに、私が久しぶりに今日また衝突した感。

https://ttcg.jp/human_shibuya/movie/0967900.html

 

[5月9日]
先日見に行った『はなればなれに』。一言で言うと「粗野」という感じだった。

…と思い起こして、「粗野」と「映画のタイトル」で検索してみると、アルチュールの性格としてそれが出てくる。私の印象は映画全体だったけれど、たしかに彼はそうだった。

あと全体にやっぱり「強烈」としか言いようがない。

 

以下に予告編があった。

ゴダール『はなればなれに』オフィシャルサイト

なんと、こうして細切れで見るいちいちの印象が、先日全体を通して見た印象と、あまりにも一致しているので、ポカンと驚くしかない。

ゴダールの映画はつまりフラクタルなのか?

というか、この予告編はよくできていて、たった2分間だが、優秀な弁士なら映画全体をテンポよく語りきってしまえそう。最近流行の2倍速タイパ鑑賞どころではない。ゴダール自身が「2倍速で見たって映画は同じだよ」とか名言(迷言)を残していたりしたら面白いが、そんなことはないか…

 

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以下も参考になった。