ゴダール『はなればなれに』を初鑑賞。
人物の表情や仕草をなぜかこれほど凝視してしまうその心地よさ。
監督はこの映画を「不思議の国のアリス・ミーツ・フランツ・カフカ」と言ったそうだが…
ゴダール以外の何ものでもないものに、私が久しぶりに今日また衝突した感。
https://ttcg.jp/human_shibuya/movie/0967900.html
[5月9日]
先日見に行った『はなればなれに』。一言で言うと「粗野」という感じだった。
…と思い起こして、「粗野」と「映画のタイトル」で検索してみると、アルチュールの性格としてそれが出てくる。私の印象は映画全体だったけれど、たしかに彼はそうだった。
あと全体にやっぱり「強烈」としか言いようがない。
以下に予告編があった。
なんと、こうして細切れで見るいちいちの印象が、先日全体を通して見た印象と、あまりにも一致しているので、ポカンと驚くしかない。
というか、この予告編はよくできていて、たった2分間だが、優秀な弁士なら映画全体をテンポよく語りきってしまえそう。最近流行の2倍速タイパ鑑賞どころではない。ゴダール自身が「2倍速で見たって映画は同じだよ」とか名言(迷言)を残していたりしたら面白いが、そんなことはないか…
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以下も参考になった。
つい先日までゴダール死ね(もう死んでた)みたいなことを言っていた俺だがゴダール特集で何本か寝た結果、ゴダールは適当に流し見できるから観るのが楽な監督であることがわかり、今俺史上最大のゴダールブームが来てる。ゴダール映画はチルアウトムービー。
— 映画にわか(bot) (@eiganiwaka) 2023年5月15日