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【2019 輪廻転生】

フレーゲ『算術の基礎』読書中

https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2023/03/02/000000 から続く

 

「4月」という文字がまだ見慣れない。

 

数は直観ではないとフレーゲは言い張るが、「4月」は直観ぬきに考えることはできないなあ。…と思いつつ、そもそも「April」と英語で言う人は、「4」という数はあまり思い浮かばないのかな? 逆に中国語ではたとえば木曜日が「星期四」。どんな感じ? 4の感じ?

 

「数は直観ではない」という主張について。

「3つの卵と4つの卵があれば合わせて7つの卵だ」ということを、私たちは直観でもわかる。そう主張したくなる。しかし「2193+15084=17277」の計算なら直観は働かないだろう。だから本来は「3」も「4」も「7」も直観とは無縁なんじゃないか。――そんな主張のように思う(フレーゲ『算術の基礎』読書中)

 

フレーゲ著作集〈2〉算術の基礎 | G. フレーゲ

 

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