東京永久観光

【2019 輪廻転生】

理論物理学から論理の哲学へ?

diamond.jp

 

宇宙をめぐる理論物理学は、こうしてどうしても、宇宙をめぐる論理の哲学へと転じていくようだ。ただしイケメンに限る…じゃなかった、無矛盾に限る。

「数学的に無矛盾な体系は、あまねく実在と認めざるを得ないのではないか」

そう考えることはできるが、そのときには、実在とは何かが、私にはもうわからなくなる。

有限らしいこの1つの宇宙が実在すると言っていいのかどうかすら、私にははっきりわからないのに、無限の世界の実在というのがどういうものなのか、私にはまったくわからない。

 

やはり、「実在」という言い方は「私の意識」と呼ばれる何かにだけ当てはめたい気持ちが、昔も今も素朴にある。

いや、実をいうと私は「宇宙がなくても論理や数学はある」と言いたい。しかし「宇宙がなくても論理や数学がある」かどうかは疑わしくもある。しかし「私の意識がある」ことはやっぱりどうしても疑いようがない。