これはアウラなのか、本体なのか、仮想通貨なのか、世界そのものの切り売りなのか?
もうアクセスできない!(21日)
https://adam.jp/stores/ryuichisakamoto
しかしこれは何を購入して何を所有することになるのか? いや所有そのものを購入するのか?
「坂本龍一が作曲した Merry Christmas, Mr. Lawrence のたとえば3小節目の5番目の音」というのは、この世に存在する1つの事象の正確な指定ではあるだろう。しかしその本体は何だ? 鳴らされた物理的な音自体ではないだろう。印刷された音符のインクでもないだろう。やはり情報と呼ぶべきなのか?
ともあれ、1音1万円ずつで売り出され595音あるから計595万円。明日にはもう1音10万円ぐらいに上っているのではないか。とはいえ「Merry Christmas, Mr. Lawrence」のいわば文化的歴史的価値は595万円程度とは思えないから、その点は納得できる。しかしお金が降って湧いて出たという不可解は残る。
2021年12月21日(火)20時59分の私のツイートも、10円ぐらいの価値は、ないだろうか?
それにしても、坂本龍一は、電気や戦争は否定するけど、通貨は否定しないね。
逆に、通貨とは縁が薄く戦争ばかりしてるのがタリバン?
NFT化してはどうか、コーランを。
こうした意見もあるのだった。ブライアン・イーノ。たまたま今日の記事。
https://japanese.engadget.com/brian-eno-does-not-like-nft-100027971.html?1
この意見が「芸術は経済と勝負するな」であるなら、芸術の不戦敗になってしまう。一方、坂本龍一は経済の土俵に自らの芸術を上げてみた。そして勝ったのだと私は思う。買ったのだとも思うけど…
ああ、やっぱり急騰してしまった!
https://adam.jp/stores/ryuichisakamoto