東京永久観光

【2019 輪廻転生】

「2+3=5」がわかるとは?――『〈現実〉とは何か』をめぐって

たとえば「2+3=5」が私たちはわかる。というかこれが「わからない」なんてことがむしろわからない。しかし「2+3=5」で私たちは「何がわかっているのか」と問われると、かなり答えにくい。(たとえば猫は「2+3=5」がわかるのか? 人工知能はどうなのか? わかるとしたら何がわかるのか?)

こうした問いを一般的かつ明白にしたうえで答えるのが、どうやら圏論らしい。ただし『圏論の道案内』は見かけによらず難しい。その前に読んで、ものの見方が見事に揺さぶられた『〈現実〉とは何か』も、圏論そして数学について、本筋に絡んで言及している。まずそれを解きほぐしていきたい。

 

→ 参考(にならない)

http://www.mayq.net/nekozan.html

 

◎『〈現実〉とは何か』の感想は何度か書きかけている(以下)

〈現実〉とは何か/西郷 甲矢人・田口 茂

〈現実〉とは何か(精読中)

情報とは何だ? エネルギーに似ている?

数学はスルメなのかという問い