たとえば「2+3=5」が私たちはわかる。というかこれが「わからない」なんてことがむしろわからない。しかし「2+3=5」で私たちは「何がわかっているのか」と問われると、かなり答えにくい。(たとえば猫は「2+3=5」がわかるのか? 人工知能はどうなのか? わかるとしたら何がわかるのか?)
こうした問いを一般的かつ明白にしたうえで答えるのが、どうやら圏論らしい。ただし『圏論の道案内』は見かけによらず難しい。その前に読んで、ものの見方が見事に揺さぶられた『〈現実〉とは何か』も、圏論そして数学について、本筋に絡んで言及している。まずそれを解きほぐしていきたい。
→ 参考(にならない)
http://www.mayq.net/nekozan.html
◎『〈現実〉とは何か』の感想は何度か書きかけている(以下)