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【2019 輪廻転生】

★ミシシッピー・バーニング/スリー・ビルボード/ノー・カントリー

最近ネット視聴した映画もう少し。

『ファーゴ』がやっぱ面白かったので、フランシス・マクドーマンドつながりで『ミシシッピー・バーニング』『スリー・ビルボード』を視聴。なお『ファーゴ』も『スリー・ビルボード』もアカデミー主演女優賞。しかもなんと今年『ノマドランド』で3度目の栄冠!

 

『スリ―・ビルボード』は、アメリカの普通の人々のひどい闇と かすなか希望を垣間見るようで、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』や『クラッシュ』を思い出した。アメリカ映画をあまり見ていないがこうした作品には感動する。それでも『ファーゴ』の地獄感(最後は幸福)のほうに最終的には一票!

スリー・ビルボード』は、警察署長役のウディ・ハレルソンも、役柄の劇的な展開もあって印象深かった。この人実は(実はでもないが)『ノーカントリー』にも出ている。ちょっとキザな殺し屋。【ネタバレ】この人は両作とも途中で死亡する。また極悪人のようで極悪人ではない【ネタバレ】 

 

なお『ノーカントリー』は『ファーゴ』の直後にコーエン監督つながりで視聴した。何度みても傑作。だが私としてはやはり『ファーゴ』の地獄感に僅差で一票かも。『ノーカントリー』ももちろん地獄だが、『ファーゴ』と異なりゴールは救いではなく諦めしかないという感じ。

 

ミシシッピー・バーニング』も傑作で何度か見ている。ただフランシス・マクドーマンドの記憶はなかった(アカデミー助演女優賞だが)。今回は、KKKの黒幕みたいな役の実業家(スティーヴン・トボロウスキー)が妙に印象的で、どこかで見た顔だなと思ったら、『メメント』の悲しい夫の役だった。

 

ということで、アメリカ映画って、同じ役者が、繰り返し出てくるんだね! という初心者の感想。