新型コロナの感染者が全世界では1億人に近づいているようだ。ここまで拡大するとは正直思っていなかった。日本では20万人余りが感染、3000人余りが死亡。多いのか少ないのか。
さてこの話は枕であり――
暮れも押し詰まり『〈現実〉とは何か』という本に出会った。胸と頭が極限まで押し詰まる稀有な1冊だ。しかし日本でこの本を読んだ人は何人いるのか。20万人はいまい。熱にうかされた人は何人いるか。3000人はいまい。しかし私は真っ先に感染した。死ぬほど重症だ。
そもそもこの種の本に感染する人はとても少ないだろう。たいていの人は免疫ができていて寄せつけもしないだろう。1万人に1人とか100万人に1人といった難病がよりによって自分にふりかかった人のことを思う。
しかし、いかに難儀な本であれ、私はこれを読まないわけにはいかない。私のために書かれたとすら言いたい。人口に比して多いか少ないかはさておき、私の周囲に読んだ人が見当たらないことはともかく、今年の重大ニュース第1位はこの本だ。
それにしても、私のツイートはいつも長い形容詞だなと思う。中身をあまり書かない。もちろん中身についてはその本を読むことが最適解。
しかし、このあと私が感想をツイートしないわけがない。
「現実とは何か」。その問いはあってもその答えはないと思ってきた。ところが「なんと答えがあった!」という感じの本。
圏論と現象学にその答が見つかったようだ(まだ少ししか読んでいない) 圏論と現象学。マダガスカルとパタゴニアというくらい遠いが、行きたい。
http://www.webchikuma.jp/articles/-/1907
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480016904/
https://www.amazon.co.jp/dp/4480016902
↓(以下に続く)
https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2021/01/04/000000