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【2019 輪廻転生】

小池都知事再選

「民主主義は必ず正しい」と言う人がいる。「民主主義は必ずしも正しくない」と言う人もいる。「2つとも正しい」ことは論理的にありえない。どちらか1つは必ず間違っている。しかし、この2つがそれぞれ「公理」だとしたらどうか。それぞれの公理によるそれぞれの推論をどちらも聞く価値があろう。

それはそれとして、「豊洲は正しい」と「豊洲は間違い」の両方が証明できてしまう公理系は「健全ではない」と呼ばれる。「アラートが出る」と「アラートが出ない」の両方がともに導かれてしまうような公理系もまた同じ。

矛盾都市東京。

矛盾を含む公理系では、あらゆる命題が真になる。この悲しくも恐ろしい事実も知らねばならない。たとえば「小池百合子はカイロ大を首席で卒業した」が偽にもなれば真にもなるのが、矛盾都市東京。

そんなこんなで、今夜の私の気持ちを言うなら、「民主主義は必ずしも正しくない」どころか、「民主主義は必ず正しくない」だね!