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【2019 輪廻転生】

★自由派音楽理論

昨日、黒沢清の映画を音階と転調にたとえたのは、『自由派音楽理論』というサイト(以下)を知り、見ているから。

https://soundquest.jp/quest/

これまた比喩になるが、「音楽という宇宙はこの要素を組み合わせればすべて成立します。その種類、性質、関係はこのとおりです」といった、まるで物理学の標準理論。エレガント! 

メロディー編で、1つの音が、音階では何番目の音であるかを「カーネル」、また、コードのルートから何番目の音であるかを「シェル」と、独自の用語(概念)を作り出し、分析している。そのあたりがとても新鮮で、また、とても有益で、目を見張ってしまう。

それから本題までの「序論」と「準備編」がけっこう長いところは、まるで『純粋理性批判』だ。