関西電力と高浜町の森山氏との関係を調べた第三者委員会の報告（読売新聞）をファミレスで読んだ。
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20200314-OYT1T50229/
きわめて忌まわしい気分に襲われた。福井県は私の郷里であり高浜や関電にまったく縁がないわけでもないから、他人事ではない。ある人間や地域や企業がかような病態に陥るという事実に驚愕する。
驚愕だけでなく戦慄する。まるで北九州監禁殺人事件を思わせる異様な展開。そのWikipediaを読んだときのような、体の調子が悪くなるような おぞましさ。
もし自分だったら。重要な仕事の重要な局面で、森山氏のような相手が出てきたら、どうしたらいいのだろう。
プーチンから北方領土を奪い返すとか、北朝鮮から拉致被害者を帰還させるといった場合にこそ、森山氏のような人物に働いてもらうべきではないか。適材適所。
なお、この一件の背景に、ある差別事象が存在することは、同報告書も「人権研修教育」という文言を使って示唆している。
しかしながら、それに並んで、そもそも「原発に対する差別」というものが潜んでいると、私は思う。原発は、議論されるべきだし、批判されるべきだろうが、差別されることで議論や批判はむしろ遠ざかるように思う。
