人工知能は、アルゴリズムだかプログラムだかが劇的に改変されれば、飛躍的に賢くなりうるのだろう。生物のゲノムでは、そんな独創的かつ理想的な変異は、まずありえない。背中にいきなり天使の羽根が生えるような進化なのだから。
そもそも(以前の結論と同じだけど)私たち1人1人は何年たっても一生かけても進化はしない。持ち前のゲノムで今日も「やっていきましょう」。むしろ、おなじみの代わりばえしない駒たちを繰り返し用いながら、長い間にその最適なチームワークを見出していく。それが生涯のすべてともいえる。
私たちがずっとのろのろした恐竜のままなのに、すでにGoogleには翼が生えて大空を飛び回っているということ。