東京永久観光

【2019 輪廻転生】

少しはマシな死だとしても


https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/92935/2935010/index.html

NHKが「ありのままの最期 末期がんの“看取(みと)り医師”」というのを放送していて、途中からだが視聴した。様々なことを考えさせられたが、少しはマシな死とまったくマシではない死があるのだろうが、どちらも死ぬという点では絶望的でしかない、という結論は揺るぎようがないと思った。

がんによる死は、緩慢な死と急速な死のちょうど中間くらいなので、少しはマシなようにみえた。身内に看取られるのは、ただ一人で死ぬよりは、もちろん少しはマシなようにみえた。それでも死ぬこと自体は避けられない。

すい臓がんは発見が難しく生存率のきわめて低いがんとして知られているが、近年はすい臓がんの早期発見もいくらか可能になっている。もし早く発見していれば、この人はまだ死なず、このドキュメンタリーもなかったかもしれない。そんな白けたことのほか、実質的に学べる知恵と救済は1つもない。