(籠池騒動)
=コメント欄への追記(3.27)=
「左派・右派」とは付和雷同する人々まさに右往左往する人々を指すつもりだったので、失墜しても崩落してもしかたないのです。信念や議論に値する思想を指すつもりなら「保守」や「右翼」という用語を使ったでしょう。
さて、とはいうものの、証人喚問を視聴して籠池氏は意外にも「まっとうな人」だと私は感じました。だから今は単純に悪い評価はしていません。
今回のことは、いろいろ論点はあると思いますが、ひとつのポイントは「これは総理夫人事件である」ということでしょう。つまり安倍昭恵という人物の奇妙な性格と活動が大半の原因。そうすると明らかに政権(総理直近)のコネで役所が動いたということになります。私はそう考えます。そう仮定して初めて全体像がイメージできるのです。
なお、これは、安倍政権のこれまでの政策の是非とは別の問題だと思っています。
また、私は日本の教育も経済も役所に牛耳られすぎなので、政権の関与によってもっと自由にしていくのは本来は良いことだと思っています。そのなかには現状よりも保守的・右翼的な教育を行う自由も含まれると思います(私自身はそれを望みませんが)
安倍政権がさまざまな特区を作っていて、そのなかに教育行政の変革という目標もあるようで、それ自体も私は良いことだと思います。(ただし安倍総理が思い描く教育や道徳や社会の中身が、私の感覚ではとてもイヤなものに感じられるので、つらいです)
野党についてですが、民進党を含めて、いわゆる「何でも反対」の野党になっていることは国民の多くが感じているでしょう。「何でも反対」野党の役割がゼロとは思いませんが、現在の政権に変わる、あるいはそれを超えるビジョンや政策が、今こそ必要なので、野党にはそれを期待したいですね。