東京永久観光

【2019 輪廻転生】

文芸誌の使用価値と交換価値


浅田+中沢+東の鼎談「現代思想の使命」(ゲンロンカフェイベント)を、新潮4月号で遅ればせながら読み、ここ15年の状況がもののみごとに整理させれていて唖然としたが、それはさておき…

ふと雑誌の裏に目をやると「救心(どうき・息切れ・気つけに)」の広告が。グローバル経済とイスラム原理主義の不気味と崇高をめぐる批評がそのまま載るようなメディアなんて今、やっぱり文芸誌しか思いつかないが、広告内容とのギャップに驚嘆。

じゃあ広告料はいくらかと猛烈に気になり、ちょいと調べてみると、7万5千円のもよう。

https://www.shinchosha.co.jp/ad/shincho/price.html

今や唯一無二の知性派媒体かもしれないのに、あっけにとられる安さ。文化や政治のアピールにもっと利用したらどうか(ステマみたいな結論になった)