2014-01-27 ★かわいそうだね?/綿矢りさ 文学 本 いきなりの妄想炸裂が可笑しい。等身大の自分として書いているのか、少し緩めの人物を設定して書いているのか、気になる。とはいえ、直感的な言葉にしたらLINEの会話になるような恋情を、あえて丁寧で論理的な言葉にしたものが、文学にすぎないのかも。 *アキヨ《「でも幸せ。心はいくら痛んでもしょせん心、目には見えない、形もない、気分次第の、不確かなものなの。形の無いものをいくら痛めつけたって、少なくとも死ぬことはない。私は生きにくいから、無理は心に背負わせるの」》