東京永久観光

【2019 輪廻転生】

「いいね!」は一生押すな(親の遺言)


facebookの「いいね」が、英語では「like」だそうだが、そんな基本的なことを今初めて知った。というか、英語で何と言うか気になることすら何年も一度もなかった。猫も杓子も国際化の時代に、英語がかくも縁遠いことを思い知る。私だけでなく多くの日本語話者がそうではないか。


21世紀にもなって、言語をまるきり自給自足でやっていけるなんて。しかも麦でも米でもとうもろこしでもなく、昆虫が主食とでもいうような独特感。http://japan.internet.com/busnews/20120425/2.html


それはそうと、この世で最も使用頻度の高い語が「いいね」や「like」になりかねなくて、よいのか、世界のリアリストたちよ。


あるいは日本の集団における使用頻度は「がんばろう」などが第1位かも。あるいは「かわいい」とか? 「wktk」「orz」とか、「超マジやばいんですけど」とか「激おこぷんぷんまる」とか? 


そういえば、つい最近まで「ジェジェジェ」が異様に頻繁に口にされたね。そこのきみ、キーボードの「J」だけ黒ずんでいない?


そういえば、昭和のモーレツ勤労男子は帰宅後「めし、ふろ、ねる」の3語だけでやってた、という話もありました。これは都市伝説ということもない。現在はどうなのだろう? 一人住まいが少なくなく、コンビニも多いので、そもそもしゃべらなくてよいのが、現代日本社会か。


そういえば、こんな記事があった。

◎「グローバル化は、英語化じゃなくて、非言語化!──日本、アジア、そして21世紀」http://gqjapan.jp/2013/10/07/trotting-arround-asia-126/

「こんなにしゃべらなくても生活できる国はないらしい」のだという。猪子寿之。それにしても、この人の面白さの独特感はいつも圧倒的である。


そういえば私の場合、「そういえば」とか「それにしても」「ちなみに」の頻度が、平均的日本語話者に比べ突出してはいないか? ひとつの話ができないやつ。