東京永久観光

【2019 輪廻転生】

野球的に

仕事はゴールに至るまでの中途半端な行きつ戻りこそがストレスなのかもしれない。

とはいえ、なにごともゴールは最後の瞬間だけで、それ以外の大半はゴールまでの経過なのだから、経過(中途半端な行きつ戻りつ)が苦労か平気かで、大半の時間の苦労か平気かが決まってしまうのだ。

人生も、いつもなんだか中途半端な状態で右往左往しているうちに、気がつくとあまりにも長い歳月が経過している。

結論:時間の長さからみれば「経過良ければすべて良し」のはずだが、すべてが過ぎた後ではやっぱり「ゴール良ければすべて良し」の可能性もある。

さらに考えるに、経過の緩急はたとえばサッカーと野球では違う。サッカーは休まず息もつかず走る印象だが、野球は一手ずつ休み休み歩く印象。

私の仕事や半生を振り返ると、サッカーのようなときもあるし、野球のようなときもあるが、野球のような経過のほうが、気持ちは楽だと思う。