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【2019 輪廻転生】

言葉こそ脳の代謝

ツイートとは脳の情報の代謝だろうか。人の「頭」または「心」が「生きている」というのは、なんらかの「言葉」が常に「出たり入ったり」していることなのではないか。

代謝が連鎖反応であるように、言葉もまた連鎖反応として、このように続く。自分の言葉だけでなく他人の言葉も交じり合って出入りし連鎖する。脳が社会的に存在しているというのはそういうことだろう。

 ◎参照:『ソーシャルブレインズ入門―《社会脳》って何だろう』asin:4062880393


ところで、体の細胞のふるまいは、言葉をいくら費やしても、変えるのは難しい。「体重よ、減りなさい」「血糖値よ、下がりなさい」「鼻よ、高くなりなさい」……無理だ。

でも心や頭の細胞(ニューロン)は、言葉を使うことで、なんとなくコントロールできる気がする(自由意思なんかないのさという説もあるが) 「落ち着きなさい」「笑いなさい」「頑張りなさい」

しかも言葉は自分の脳だけでなく他人の脳も時としてコントロールできる。「消費税反対」も「帰れ、野田(於新宿)」も「支持魚釣島是中国固有領土」も、物理的威力のようで、本来はやっぱり言葉の社会的代謝・連鎖・反応によって、他人の脳をコントロールすることを目指している。

ということから鑑みるに、長らくツイートしないというのは、ネット的社会的には「死んでいる」ことになる、気がするのだ。

幼児がのべつまくなしに喋るのは、頭と心のチューニングをしているのだろう。のべつまくなしに走り回って体のチューニングをするように。(そしてたしかに大人も同じですね)