http://t.co/NybTOjLc からの続き
たぶん、
[1]あらゆる「ものごと」の詳細を詰め込むには脳はもはや小さすぎる。
[2]そこで、「新規」のものごとの「ポイント」と、これまで詰め込んだものごと全体との「関係」だけは憶えておく。ほかはむしろ捨てたほうがよい。
でも脳がふしぎなのは、脳をブラウズしている段階では、あるものごとの「ポイント」と「関係」といったぼんやりしたイメージしか見えないのに、いざそのものごとを見つめてみると、けっこう「詳細」も引き出されてくることだ。
詳細まで記憶したはずがないのに、詳細が引き出せるのはなぜ? 脳がこれまで詰め込んだ知識を「積んで繋いでおくネットワークの方式」が超人的に(ヘンな形容だが)素晴らしいおかげで、「ポイント」と「関係」だけあれば、「詳細」を自動的に編み出すのではないか? さもなくば、脳は謎すぎる。
「知識を積んで繋いでおく方式」として、Googleと人間の脳で、どちらが優れているのか。興味深い問題。いずれにしても、Googleによって人はとりあえずバカになる心配はあるが、Google+脳でとりあえず天才になる期待もある。
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この本ちょっと関係あるかも。酒井邦嘉『脳を創る読書』http://t.co/onzu5RYF