現実とはなんだろう。日本は、消費税を上げねばおしまい、上げたらおしまい、原発をやめねばおしまい、やめたらおしまい。どっちが現実的なのか。一人では本当にわからない。本当にわからないから、とりあえずツイッターをする。
冗談みたいだが、案外みんなそんなふうではないか。そうこうしているうちに正答に近づくというのが『一般意志2.0』の見方だったと思うし、実際、ツイートでもする以外、本当に何もできない。それこそ今の私の現実だ。そもそも1億人の日本という「現実感」が、仮想なのか現実なのか、あやしい。asin:4062173980
いやほんとうに、私は、たとえば「満州国」のことがわかっている程度にしか、「日本国」のこともわかっていないのではないか。反対にいえば、その程度のことであれば、消費税のことも、原発のことも、民主党のことも、東京電力のことも、わかっている。
なぜ急に「満州国」なんて言い出したのかというと、ＮＨＫが１月に放送した『開拓者たち』というドラマの録画をつい先日みたら、あまりに面白かったからだ。再放送するらしい。http://t.co/xoZkYdyh
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ついでにテレビについて一言：
まったく同じ情報をまったく同時に見なければならないテレビだが、そのほうがもはや楽だ。どれだけ長くても１日24時間以上時間をとられることはない。隣の人と違うことを知らされる心配もない。
我々が今、テレビ以外のメディアで選択・閲覧している情報を合計したら、いったい何十時間、何百時間に及ぶか！
