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【2019 輪廻転生】

★ブラック・スワン

 ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質

《私たちは、私たちは学ばないということを私たちは学ばないということを自然とは学ばない》。『ブラック・スワン』(上)

この本はなにかすごい、今まで思ってもみなかったことが書いてある気がする。

それはたとえば、「私たちはあと数十年もすればみんな死んでしまうのに、それを忘れている」くらい、大事なことを忘れているよ、と指摘しているような…。


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上巻を読み終えた。

たとえば「生物は進化している」「大陸は動いている」といったことは、あまりにも基本的なことなのに、教わらなければ自分で気づくのは難しいだろう。それと同じくらい重要なことに、実際に気づいていないのだろう。空気の存在に気づいたくらいの衝撃度?


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めったに起こらなくても一度でも起こったら壊滅的なダメージを与えるようなイベントは、ちょっと予測できないけど、それこそが備えるべき問題だ、といったような話がポイントかな。

なぜ予測できないかというと、そうしたイベントは、正規分布でなく、べき乗則分布におけるロングテールにおいて起こる、ということが関係するようだ。(だからどうしようもない?)