「言葉の意味」を、ためしに
「その言葉の
・ハイパーリンクによって または
・検索によって
新たに出てきた別の言葉のことである」
と定義してはどうか。
妥当かどうかはさておき、こんな定義は、
かつて思いつくはずがなかったことはたしかだ。
文字が出現したころはむろんのこと
印刷術が発明された時代にも
パソコンやインターネットが普及し始めたちょっと前ですら
思いもよらなかった。
言葉の意味とは何か。
これは昔も今も難しい問題だが
ともあれ
「言葉の意味のようなものが
瞬時に顕在化してしまう時代を
私たちは生きている」
そのことは確かではないか。
言葉のうちに潜んでいた何かが
新たな言葉としてあらわになってしまう事態。
これはたとえば原子力発電の発明やDNAの発見に比べ
とても新しい出来事だ。
ヒトゲノムの解読すら昔のことに思える。
言葉というものをめぐって、私たちは
9.11や3.11に匹敵する激変に遭遇している。
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ちなみに
BLOGOS(livedoor)の「なぞり検索」というのがなんだかすごい。
テキストのいかなる部分でも選択してクリックすれば
そのまま検索ができる
(ためしに→http://news.livedoor.com/article/detail/5557184/)