我々が発する1個のフレーズと別の1個のフレーズがどうつながっているのかは、まるで心臓と腎臓がつながっているがごとく、複雑で霊妙だという気がしてくる。
生物の体が進化するように、言語もまた最初はバクテリアみたいな単純なものだったのが、いつしかあまりにもややこしいものに進化してしまった、のかもしれない。
その言語が健やかであるとは、心臓や腎臓が健やかであるのににて、自然かつ絶妙なその機能を常に果たし続けることだ。それはとても難しいようでいて、実は、だれだって難なくやっていることともいえる。ときどき治療すればそれで十分、と。
*以下のエントリーにある《哲学を治療していく》というフレーズが刺激になった。
◎http://htn.to/EPvs7W ウィトゲンシュタイン『青色本』(logical cypher scape)