戦前の日本がこんな横柄な国だったのだろう。それを身にしみて知っているはずの国が似たようなことをする。
『夜郎時代』とかいう雑誌でも出したらどうだ。
日本の政府や国民にもバカは多いがバカ以外もいるので、中国の政府や国民にもバカ以外がいることを強く望む。
アメリカ軍を激しく憎むように中国軍も激しく憎もう。というか、アメリカに対してラブ&ピースを訴えるように、中国に対してもラブ&ピースを訴えよう。
*
しかし、今回の日中のケンカは、国外退去させずマジに捕まえてしまった日本のほうが、「先に手を出した」と捉えることもできるようだ。つまり、のび太がまずジャイアンをひっぱたいた。それで、ジャイアンも引っ込みがつかなくなった。すると、のび太はケンカなれしていないので、すぐ降参した。
正義のために始めたケンカには勝つことこそが美徳なのだろうか。どうなんでしょう、サンデル先生?
「モテる/モテない」でいうと、ケンカに弱い国より強い国のほうが国民の多数にモテるのだと思う。では、ケンカに強い男のほうがモテるのか? なんとなくそうみえるがよく知らない。ただ、自分から始めたケンカを自分からやめてしかも言い訳ばかりの男は、モテないのかも。
ただ、それが女は別で男だけの話だというなら、「男はつらいよ」だなあ。
ともあれ、私はダブルスタンダードがとにかくイヤだ。そういう意味で、弱い者をいじめるような奴は死ぬまで尊敬しないから、そのつもりで。