東京永久観光

【2019 輪廻転生】

愛と哀しみの進化論 (3)


怒りと憎しみの進化論


ほとほと愛想がつきる。
そういう日々が重なって、
死んでくれないかとマジに考える。
自分がではなく相手が。


欧米にイルカ食を憎む人がいて、
日本にイルカ食を憎む人を憎む人がいる。


中国大陸や朝鮮半島に日本人を憎む人がいて、
日本列島に中国人や朝鮮人を憎む人がいる。


あなたはその憎しみが本当に理解できないだろうか。
私は100%できる。


それどころか。


もし今より大きな余裕の力があったなら
あるいは
もし今より大きな切迫の急があったなら
私は相手を抹殺するくらいのことはするだろう。
社会的、心理的、そして、物理的に。


トラブルの原因が自分にあると常に思う人と
トラブルの原因が相手にあると常に思う人とがいる。


哀しみまたは憎しみの多くの部分は
そうした結果として生じてくるように思う。


いつもいつもニコニコしている人が私は好きだ。
しかし、
いつもいつもニコニコしてばかりではない人にも
私は大いにエールを送りたい。