東京永久観光

【2019 輪廻転生】

秋の夜長


仕事だが千葉県の鴨川市まで車で行ってきた。といっても助手席。首都高レインボーブリッジを渡って意外にも羽田方面。ナビが命じたのは川崎から東京湾アクアラインだ。私は初めて。浮遊感。さらに房総半島を横断。コスモスに彼岸花。田畑や河川の山里は果てしなく、しかしやがてだだっぴろい海がぱっと開けてくる。秋のドライブをフルコースで味わってしまったかもしれない。なんの変哲もない田舎の景色が、やっぱりずいぶん懐かしかった。民宿に一泊。食事はここに置いときますから、あとよろしくね、わたしマンドリンの練習があるのよ。芸術の秋。

その出発は8日で、あいにく午後から雨だった。そういえば「体育の日を10月10日でなくしたせいで、こんなに雨が降るようになってしまったじゃないか」とテレビで怒ってる人がいた。しかし特異日というのは、そんなにアテにしていいものなのだろうか。う〜む。雨男は次も雨というのと似た話にすぎないのでは? 

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E7%95%B0%E6%97%A5

その10日。寝静まるべき時刻に「夜のロックスタジオ」なんてのをやってる。これがしかしみごとにすべて聴き惚れて…。キリンジの「喝采」(ちあきなおみ)に斉藤和義の「キャンディ」(原田真二)もよかったが、なんといっても岡村靖幸の「年下の男の子」(キャンディーズ)そして坂上弘の「卒業」(尾崎豊)には、夜中にもかかわらず度肝を抜かれる。「喝采」や「キャンディ」はもともと名作だけど、「年下の男の子」や「卒業」がいい歌だとおもったのは初めてだ。

http://www.fujitv.co.jp/b_hp/1009rock/index.html

じゃまあ、秋にちなんで一曲。

http://www.youtube.com/watch?v=e6MhTarVSow

今どうしても聴いてほしい歌があり、でもアーティストへの敬意やJASRACへの警戒のために、音楽データなどをアップするのは気がひけるという場合には、そうか自分でこうすればいいのだ!(いや厳密には上演権・演奏権というのもあるか)