東京永久観光

【2019 輪廻転生】

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デジタルデータの保存の問題はより深刻化しつつある
http://www.mypress.jp/v2_writers/beep/story/?story_id=1627496

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これは本当に深刻だ。

私もたとえば80年代後半にワープロでこつこつ打ち込んでフロッピーに残した文書はすでにもうまず読めない。90年代初めに作ったシンセサイザー曲もなかなか難しいことになっている。95年に撮影したQV-10の写真も独自形式の保存だとデータもソフトも開かなくなった。

マッキントッシュの定番ソフトだった「クラリスワークス」の書類ですら、やれOSXだやれインテルだと性能が飛躍したはずの現行マシンでは開かないものがある(やれやれ)。そもそも「クラリスワークス」の後継である「アップルワークス」自体をマックは見捨てつつある。それどころか、アップル社がiPhoneiPodだけ残してパソコンを全部やめてしまったりしたら、一体どうしたらいいのだ。私のささやかな記憶と知能を返せ!(予定稿)

それに近ごろは、テキストエンコーディングという巨大で不気味な壁が、私にじわじわ覆いかぶさってくる。恐ろしい。これを杞憂という?

デジタルデータ。今のところはやっぱり、インターネットのサーバに置きウェブブラウザで見るという方式が最も汎用性が高いと感じられる。Googleも情報のありかをそこに限定したうえで完璧にしようとしているのだ。マイクロソフトのワードやエクセルも別の大地で同じような囲い込みを標榜している。

こういうときアルファベットはしぶといのだろう。日本語は扱いが難しそうだ。粘土板の楔形文字ヒエログリフは、刻んだ人の思いが数千年を超えてそのまま残った。解読もできる。しかし21世紀のブログに刻んだ私の思いは、この先どうなる。

正体不明の0と1の山。上記記事はそう述べている。

われわれの社会は強力な中央集権を欠くと言語すら通じなくなってしまうということなのだろうか。まあ日本語そして英語というソフトウェア自体がそもそも永久不変でもあるまいが。

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BBC News:
http://news.bbc.co.uk/2/hi/technology/6265976.stm
http://www.mypress.jp/v2_writers/beep/story/?story_id=1627497