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【2019 輪廻転生】

読書週間の標語が「しおりいらずの一気読み」だそう


家で仕事すると朝は遅くて夜も遅くなりがちで、しかし深夜12時も回れば「ああもういいや」と自分に優しくもなりがちだ。だがまだ眠くはないし種々のプレッシャーで眠りがたい夜もある。そういうときは布団に入って本を開けば実はたちまち寝入ってしまう。

ところが先日は、『グーグル Google』(佐々木俊尚)=asin:4166605011=をなんだかんだと読み終えてしまい、次の『他人を許せないサル』(正高信男)=asin:4062575264ないまま最終ページを迎えている(いや本当に読んでいないのだ、いくら最近のブルーバックスが薄っぺらいといっても)。仕方なく本棚に立ってもう一冊『JR全線全駅下車の旅』(横見浩彦)=ASIN:4584189102=を持ってきたら、これが意外にぐんぐん読み進む。それにしてもこの猛烈な読書スピードはいったいどうしたことか。人体改造したかのような驚き。明け方も近づきさすがに明日に差し支えると思いながらも『百鬼園先生言行録』=asin:4480037675=を開いたあたりで、溶暗。しかしまあ寝て起きたあとも当然この本はやめられないのだった。というわけで、百間(正しくは門がまえに月)は面白い。