『R25』にリリー・フランキーのインタビュー(文=武田篤典)が出ていると某日記で知り、さっそく読んでみた。「どんなバカでも、まんべんなく何とかなります」。光明とはこういう言葉を指すと思った。たった2ページだが、笑えるのみならず、ことごとく非常に正しいのではないだろうか。貧困時代の打ち明け話も、身につまされるよりは泣かされた。「奮起せねばっていうのは、なかったと思います。ただもうそのころぐらいで『働かないで家に金がない』っていう生活に飽きてきてるんですよ」。
狭き門より入れ(力をつくさず?)。それは勝ち組になる難しさなど意味しない。もっと本当に狭い門があるのかも。
リリー・フランキーが新党作って総理大臣にでもなったら、日本はまったく別の意味で、あるいは真の意味で、救われるに違いない。時節柄、そんなことを思った。私はべつに小泉純一郎が嫌いなだけでなく好きでもあるのだが、それはそれとして。