東京永久観光

【2019 輪廻転生】

数学とは何か(というほどのこと)


足立恒雄という数学者が一般向けに書いた『無限の果てに何があるか』と『√2の不思議』。私はこの2冊で「数学とは何か」がついにわかった! ……またもやインフレ目標政策のごとく言葉を乱発して恐縮だが、そういうことにしたい。もちろん数学のド素人としての弁だが、同じド素人の方にはむしろ聞き捨てならないはずだ。高校時代いちばん泣かされたのは数学だった。二次方程式の解の公式は忘れても、中間・期末テストの答案を一人ずつ教壇まで取りに来させすぐには返してくれなかった**先生の顔だけは忘れない。そのころ40点が落第ラインだったが、その界隈を毎度うろついていたあの頃の私とその愉快な仲間たちに、以下のテキストを捧げよう。

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