東京永久観光

【2019 輪廻転生】

音楽

★狂気/ピンク・フロイド = my favorite 音楽 30 =

3曲目「The Great Gig in the Sky」(虚空のスキャット)のボーカルはゲスト女性だ。常識中の常識であろうことに、私は今ごろ気づいたという話。 ◎ http://www.youtube.com/watch?v=UqCEPytSFqUたしかに どう考えてもピンク・フロイドのオッサンくさい声で…

「え〜と、ほら、あれ」で検索

年をとると固有名が笑えるほど出てこなくなる。さっきもiTunesで聴こうとおもったあれの名前が出てこない。曲をアーティストの50音で並べているので、え〜と…というふうに探しあぐねてしまう。50音程度だからよいが、日本語がもし1000音とかだったら、どうな…

ヨナ抜き、饒舌、セレナーデ

太田裕美を聴く。ちょっと忘れていた歌ほど懐かしい。「南風」とか。なんだか言葉数がやけに多いのが面白い。《Let's Shine 出逢いは突然で 目がくらんでしまった Just Now 君の瞳の謎を今年は解いてみせる 君は光のオレンジ・ギャル》◎https://www.youtube.…

★アンダーグラウンド/エミール・クストリッツァ(1995年)

■バルカン・トラッド・パンク?活動家のマルコと女優のナタリアは盟友たちを騙して地下室に閉じ込めている。その裏切りの罪を忘れ去ろうとするかのように二人は愛欲に溺れる。そのシーンで流れていた音楽が「異国風パンク」とでも言いたくなるインパクトで心…

音楽・言葉・数学

リズムやメロディーの心地よさは歌詞の意味を超えていると思うことがよくある。しかし、言葉が1ミリのすきもなく指定するときの意味もまたとても心地よい。数学のエレガントな心地よさもきっと似ているのだろう。

鼻歌でツイート

みんな、気持ちをいちいち言葉にしてツイートするけど、気持ちをいちいち鼻歌にしてツイートできるといいね。ただ、「かなしい」というきみのツイートは、言葉であるがゆえに、「かなしい」という他のだれかのツイートと、確実に連結し、想定どおり拡散する…

ベートーベン 弦楽四重奏曲 第13番 第5楽章

死ぬ時にはせめて、こんな気持ちになれたら、まだしも安らかだろう。最後、もう息が絶えそうで、なかなか絶えないところが微妙。 * ◎NHKスペシャル「家で親を看取(みと)る その時あなたは」視聴 http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/0421/index.htm…

では文化は?

経済は結局のところ 時代とともに良くなってきた。 (戦争や革命といった無茶さえなければ) しかし、ふと疑問。 文化は、時代とともに良くなる、とはかぎらない? 文化は同じコースを何度も回り続けるのか? (戦争や革命といった無茶さえなければ) あるい…

ライフハック的コード展開

薬師丸ひろ子に「Woman "Wの悲劇"より」という歌がある。 https://www.youtube.com/watch?v=EFKko7sEquM 松任谷由実(呉田軽穂名義)の作で いつからか私には定番中の定番の1曲。 ただ、この歌のサビ 「ああ 時の河を 渡る舟に」の部分の コードが何なのか…

アート・リンゼイ

アート・リンゼイといえば、アンビシャス・ラバーズとかいうユニット名(?)のアルバムを大昔聞いたことがあり、ずっと忘れがたい印象だったので、この際手に入れようとおもい、先日ネットを探したらCDもあったが、データを買うほうが早いのでそっちを買っ…

雑感

まるで今にも世界が終わるかのような悲嘆。これじゃ本当に世界が終わるときはどうするのだ。 * ――では、本当に世界が終わる話―― 野の花診療所の徳永さん。こういう場所や人がたくさんあるといい。爆笑学問 http://www.nhk.or.jp/bakumon/previous/20110519.…

きみはスタートの合図を聞き逃したね

映画『パピヨン』をDVDで見た。久々。この映画の面白さは、大変な出来事がまず起こるが、他にも大変な出来事がどんどん連続するので、最初の大変な出来事が「何だったっけ?」となってしまいそうなところにあると思う。(たとえば『大脱走』などは1つの出来…

ジャズ誕生、ツイッター誕生

NHK『スコラ 坂本龍一 音楽の学校』の再放送で、ジャズの回以降をだらだら見ながら考えた—— ジャズの誕生そしてビバップの誕生は音楽の革命だったということなのだが、ツイッターの誕生によるテキストのインタープレー的な応酬というのも、だれも予想してい…

All the lonely people

Father Mckenzie, twittering the words of a sermon that no one will hear マッケンジー神父、誰も聞かぬ説教の文言をつぶやいてNo one was saved All the lonely people Where do they all come from? All the lonely people Where do they all belong? ◎…

フレーゲをめぐって

哲学というのは、(学問とはすべてそうなのかもしれないが)、そこに書かれた文章の意味(というか機能というか)が、厳密に固定されている。コンピュータのプログラム的な感じがする。正しく読み取る以外のことをしてはいけない。芸術家はよく「解釈や意味…

言語のゆくえ2010 (7) 〜 I'd love to turn you on

ポカっと殴ったら相手の頭にこぶが出来た。これは物理現象だ。では、「ばか者!」と怒鳴ったら相手の頭に湯気が上がった。これも物理現象か?答は最初から決まっていて、物理現象でないものなど この世界には存在しない(少なくとも「物理現象に由来しないも…

言語のゆくえ2010 (5) 〜さらに音楽へ〜

◆遺伝子/脳古くからの生物は、身体を遺伝子が設計するだけでなく、活動もまた遺伝子が決定づける。しかし、そこから進化した動物の多くは、遺伝子だけでなく脳の指示にも従って活動する。自身の運動と感覚は周囲の環境や他の個体といかに相互作用するのか、…

音楽サバイバル作戦

昔のカセットテープがまだ残っている。いいかげんどうにかしたい。そこでこの連休、どうしても必要なものだけを選び、デジタル化にいそしんだ。カセットテープは触るのも久しぶりだった。ケースから出しデッキに入れ再生ボタンを押す。このカセットデッキも…

言語のゆくえ2010

ダダダダーンという音の流れに意味はない。一応。 左のとんがりから右のギザギザまでの流れにも意味はない。一応。 しかし、たとえば「カナシイ」や「チョウマジヤバインデスケド」といった音の流れには、なぜか意味がある。(そもそもこのこと自体がチョウ…

宇宙より相当狭いといってもそれでも地球は相当広い(私の人生に比べればなおのこと)

11月はぽっかり仕事があいたので海外旅行に出ることにした。なんとなく思い立ってオーストラリアのタスマニア。空路でシドニーを経由し19日の夕方にタスマニアに到着した。南半球にある一回り小さい北海道、といったかんじの島。バンを改造した小さなキャン…

Can't Lecture Me Love

この前、マイルスの「モード奏法」をめぐり菊地成孔の名を出したが、この破格の音楽人は、東大教養学部で近現代の音楽史を講じたことでも知られている(大谷能生と2人で)。聴衆を熱狂させたというその講義内容は以下の3冊にまとめられている。 ★憂鬱と官…

え〜と今は何をすべきなんだっけ?(本当は仕事モードの緊急コード)

忘れていた。これもざっと読んだ。DTMをやっている友人の推薦で。★ポピュラー音楽理論/北川祐 ASIN:4845611481楽曲には通常 コードという記号が小節くらいの単位で自然発生的に付いてくる。コードはもちろん和音を表す。しかしいろいろ考えてみるに、コード…

大変なものを聴いた

相対性理論/ハイファイ新書(asin:B001MC02XA) ●地獄先生 http://jp.youtube.com/watch?v=R4Ik8-RGUZk ボーカルがもちろん好いのだが、ミュートしたギターのリフがまた耳から離れない。作詞作曲はもっぱらベースの人が担当しているようだ。ちなみにこのPV…

夜も更けてまいりました

クーリエジャポンという雑誌をたまに買う。海外情報に加え世界が報じた日本の記事というのが売りなのだが、今回はなぜかポール・オースターの短い小説を作家本人が朗読しているCDが付いていた。オースターの声は誌面の写真にぴったりで、渋い。かつて読んだ…

東京転々観光

三木聡監督の映画『転々』をDVDでみた。 オダギリジョーと三浦友和は、借金を返せなくなった大学生とその借金を取り立てに来た男として出会うが、いろいろあって、それからの数日間、東京の町のあちこちを二人で散歩して回ることになる。行き先ははっきりし…

お休みをとって虹を見に出かけよう

10年ぶりの引っ越しとは、自分の持ち物の総点検でもある。手持ちの音楽CDは、ある時がんばってすべてパソコンにデジタル移植したので、ディスクは実質無用に近いが、捨てる気にはならないものであり、そのまま荷造りした。それより、もういいかげんにと思う…

◎きょうの演劇

チェルフィッチュ「フリータイム」岡田利規 作・演出 (NHK芸術劇場で放映)◎ちょっと関連 Tom's Diner(スザンヌ・ヴェガ) http://jp.youtube.com/watch?v=hg5ny9S1tnI

いつかすべての再生のために

この曲を聴くとあの頃が懐かしい、というのは誰にでもある。すっかり忘れていた自分の気持ちがふいによみがえる。そのとき見ていた風景や、一緒にいた人の顔や声、食べていた物の味や匂いまで思い出す。自分がつけた日記を読み返すことでも、そういうことは…

北京五輪の聖火リレー

例の中華屋に、といっても私にとって例のだが、その後もしばしば行く。渋谷の「上海食堂」(店名判明)。相変わらず「使えません」と張り紙のある自販機が入り口にあり、帰りには相変わらずそれがレジスター代わりになるのがふしぎだが、ふしぎなりにそういう…

ドミソのイロハ

たとえば「ハッピーバースデー・トゥー・ユー♪」のメロディーは耳になじみやすくハミングもしやすい。ところがこのメロディーの音符を上下逆さにしたり後ろから演奏したらどうなるか。とても聞けないし口ずさめない。世界には様々な音楽が存在するというが、…