東京永久観光

【2019 輪廻転生】

音楽

★自由派音楽理論

昨日、黒沢清の映画を音階と転調にたとえたのは、『自由派音楽理論』というサイト(以下)を知り、見ているから。 https://soundquest.jp/quest/ これまた比喩になるが、「音楽という宇宙はこの要素を組み合わせればすべて成立します。その種類、性質、関係…

★僕の歌は君の歌/エルトン・ジョン

www.youtube.com (https://twitter.com/monopsy/status/1217823286832164864) 改めて聴くと、つくづく良い歌。 それで、以下を見て、はにかむような、つぶやくようなその歌詞の細やかさを知る。歌えるときっともっと実感できるだろう。おまけに「This is Y…

沢田研二「TOKIO」1980

深夜にジュリーの曲集など聞いている。すべて懐かしくすべて名曲で驚いてしまう。主に70年代のテレビとラジオ。とくにファンということもなかったのに。ベストというなら「君をのせて」「危険なふたり」「時の過ぎゆくままに」「勝手にしやがれ」「TOKIO」……

★Ridiculously Deep/アート・リンゼイ

www.youtube.com YouTubeで見つけ、以後毎日聴いている。

★マンゴーと手榴弾/岸政彦

(11月19日) https://twitter.com/sociologbook/status/1196755503457554432 この少し懐かしい歌は「俺の俺の俺の話を聞け〜」と叫ぶのだが、実は週末この人の『マンゴーと手榴弾』を読んでいて、どうしても浮かんできたフレーズが「人の人の人の話を聞け〜…

★My October Symphony/Pet Shop Boys

https://www.youtube.com/watch?v=Az3KeAPWQq4 この爽快な佳曲、意外にもロシア革命を歌っているらしいが、混乱迫るイギリスのBGMとしてジョンソン首相に捧げたい。 So much confusionWhen autumn comes aroundWhat to do about OctoberHow to smile behind …

★量子力学のイデオロギー/佐藤文隆(続き)

https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2019/07/14/000000から続く ↓ 『量子力学のイデオロギー』、やっぱり頭と心を完璧に奪われる。私がずっと愚鈍に考えていることの、明晰な答え、少なくとも明晰な問いが、ここには書いてある。 同書にはプリンキピア(…

雨の日のジャズ

「雨の日のジャズ」(アマゾンプライム プレイリスト)を、一日聞いていた。雨の日でなくてもこれがよいと思う。「私の気分はいつも雨の日」なのか? ◎カリフォリニアの土砂降り https://blogs.yahoo.co.jp/zeppelin_2/66021254.html

★流動体について/小沢健二 ――でも 並行世界のそっちじゃなくこっちだったなら?

https://www.youtube.com/watch?v=FlbpXqTOCns たしかに羽田に降りる前こんな気分になることもある。 《神の手の中にあるのなから その時々にできることは 宇宙の中で良いことを決意することくらいだろう》 《意思は言葉を変え 言葉は都市を変えていく》 し…

音楽

耳にチューブで栄養と薬を注ぎながら眠りに入る。 * 気が重いときにいつも聴くことにしている曲を聴く。気が軽くなりつつ、気が重いときのことをちょっと思い出す。

ライブ・エイド1985「ボヘミアン・ラプソディー」

「ボヘミアン・ラプソディー」 曲はリリース時にラジオで聴いているのだが、ライブエイドの頃のクイーンは記憶がない。記録映像をユーチューブでみても「フレディーはインド人だなあ」とインド帰りなのでそんなことを思うばかりで、やはり何も思い出さない。…

NHK FMで「ボヘミアン・ラプソディ」のちょっととぼけた分析をリスニング中

「帰ってきたヨッパライ」や『人間の証明』テーマ曲との関連を指摘。

月曜日の綱渡り

世界史では「長い16世紀」というのがあるが、私のほうは長い月曜日だった。深いため息。社会的綱渡りというか、良心的綱渡りというか。じつはとっくに落ちて死んでいるゾンビ的綱渡りというかちょっと思い出した。「月曜日のロボット」https://rutube.ru/vid…

★アメリカの友人/ヴィム・ヴェンダース(NHK-BSで視聴)

ブルーノ・ガンツ、ヒゲが濃い(どんだけ剃っても)ヴェンダースの映画のなかでも『アメリカの友人』は一番好きなのだが、私の気づきなどはるかに超えて、どこをとっても素晴らしすぎる。先月旭川まで出張したとき、急ぎで道路を小走りして転倒、頬をアスフ…

坂本龍一があるレストランのために選んだBGMリスト

そのリスト(下のリンク)を先日からよく聴いていて、どれも惚れ惚れするのだが、とりわけいいのがフランス映画『DIVA』の「 Promenade Sentimentale」という挿入曲で、この響きどうなってんだ? と思うと、どうやら「Gm9」と「C9add6」の繰り返しのようだ。…

★人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている/ふろむだ

https://www.furomuda.com/entry/2018/08/04/011000これはたいへんな本だ。なにしろ私たちはそもそも間違った評価しかできず、しかもそれを疑うことも原理的にできないということだから。だけどまったくそのとおりかもしれない。人や世間なんてまちがった判…

東海道新幹線車内殺傷事件 起こる

むしゃくしゃは私もよくする。そんなときはこんな歌でも。https://www.youtube.com/watch?v=KtOlioy_CIYテレサ・ブライト「Kalakaua」

★ビューティー/坂本龍一

先日NHK『ファミリーヒストリー』で、坂本龍一の父が三島由紀夫を見出した編集者だったと知ったが、その父は坂本龍一が沖縄の歌を作品にして発表したことを批判、しかし龍一は「これは私の音楽だ」と強く反論した、という話があったので、改めてアルバム『Be…

膨大と無限の間

年収1億というのはかろうじて想像できるが、人口1億とか男性が35億なんてのはじつは想像できないスケールだろう。そのなかで自分が関わる人の数のスケールなど どれほど小さいかを自覚しないといけない。しかし興味があるのは、1億人あるいは76億人が全員ツ…

和音と心理の謎

《幸せな曲のコードの秘密を科学者は見つけることができたのか?》 =以下の記事=www.scientificamerican.com メジャーコードが肯定的な歌詞に結びついていることが確認できただけでなく、《意外だが、3音だけのコードよりも、7thを加えた4音コードのほう…

ティグラン・ハマシアン

年に2〜3曲は「これは!」というのに出会うが、今はこれ。★The Poet/ティグラン・ハマシアン(『Shadow Theater』2013)https://www.youtube.com/watch?v=0EPxV8xl-e0だいたい「アルメニアってどこだ?」という点からして素晴らしい。おまけに、そのアル…

武満徹作曲賞

武満徹作曲賞本選演奏会というのが、わりと近所のオペラシティで開催されるとわかり、聴きに行ってみた。ふつう思い浮かべる音楽とはおよそ遠いものだろうと予測はしていたが、はるかにとんでもないものが現れて、壮観と言うしかなかった。数十人のオーケス…

転向とリツイートのマルコフ過程!

『世に棲む日日』に「きのうは勤王 きょうは佐幕」というくだりがあり、「きのうは近所 あしたは砂漠」という大滝詠一のフレーズが浮かんできて、まさか…偶然? と思ったが、どうも偶然ではないようだ。 「Pap-Pi-Doo-Bi-Doo-Ba 物語」(『A LONG VACATION』)…

★騎士団長殺し/村上春樹

《たそがれには うつむきかげんの 少女が よく似合う 悲しそうな 目をして たたずんでいる 一人ぼっちで 僕はといえば 古びた ギターケースに 腰掛け くわえたタバコに 火をつけて ため息ひとつ こぼした》 唐突だが、これは70年代、私がまだ10代だったころ…

★ヤングブラッズ/佐野元春

《ハガネのようなウィズダム 輝き続けるフリーダム》 久しぶりに聴いた。 佐野元春「ヤングブラッズ」(『カフェ・ボヘミア』) アメリカが100%あこがれだったころ。 そして今日のアメリカ。《争うばかりじゃ人は悲しすぎる》

Silly Love Songs  

神が実在する日、愛が実在することにする日。抽象するのが人間の特性でありサガでもあろうが、抽象的な歌というのはない。個別の歌がある。偶有性。歌は無限にありそうで、無限にはなく、それどころかたいしてたくさんない。無数の国がありそうで実は200くら…

言葉を垂れ流すか 絞り込むか

「どんな言葉並べても 真実にはならないから」(花束を君に・宇多田ヒカル) このことに強く思い当たったことがある人や、実際に言ったり書いたりしたことがある人は多いだろう。 言葉は本当のことを表さない・本当のことを伝えない身にしみてそう思ったとき…

たまには褒めよう

ツイッターとかで、だれしも、わたしも、いろんなことを、とかくディスることになるのが、どうしたものかと思うわけだが、ディスるというのは、少なくともその人物や状況を「とにかく理解して処理したから」という自分なりのサインではあるのだろう。そうで…

We come in the age's most uncertain hours …

◎現代の国際関係 − 抑止戦略の限界に直面《抑止戦略に頼っても軍事介入に頼っても平和と安定を期待することができない、そのような世界に私たちは生きている》(藤原帰一)だれもがそう思っている基本認識だけが書いてあるように思えるが、この人に穏やかに…

春へ

確定申告の用紙を取りに税務署に出向く。まだ寒い。防寒帽が両耳を覆っているところへ、花粉予防のマスクの紐をひっかけなければならない。手袋を紛失したのだが、今さらまた買うべきか迷う。そんな季節。 「春よ、来い」松任谷由実、良い歌だ。いつも思うが…