思考
ためしに「鬼滅の刃」をアマゾンプライムで少し視聴。 さて鬼は現実の世にもいるか? 今フランスの人なら教師を残酷に殺した男をそう形容しても大げさではないと思った。妹が鬼になってしまう不条理と絶望も、妹がイスラム国の戦士になってしまった人なら絵…
対談 茂木健一郎×松尾豊 意識と人工知能のギャップから 見えてきた未来 特別番外動画 視聴した。
すごく面白い! すごく新しい! すごく正しい!(たぶん) 松尾豊さんのレクチャー "松尾豊「意味理解と想像」ー深層学習の先にあるもの – 記号推論との融合を目指して(2)"https://youtu.be/_tnPdEZSSN4 「動物は、知覚と運動を通じて世界をパターンとし…
茂木健一郎『クオリアと人工意識』を買ってきた。 なにしろ茂木さんが「これは久しぶりに本当に自分で書いた本です!」と先日ゲンロンの東浩紀さんとの対談で胸を張っていたから。 ちなみに、それ以外の多数の本は名前を貸しただけであることを以前告白し東…
数理は物理から「独立している」という直感。さらに踏み込んで、数理は物理の「単なる説明ではない」「単に詳細に記述しようとした結果ではない」という直感。これが核心のようであり、私もそこは共感できると思っています。 ただし、繰り返しますが、それは…
『無限の始まり』(デイヴィッド・ドイッチュ)をまた読んでいる。 「夏の宿題」の参考書、もしくは「夏の宿題」そのもの。 ◎ 無限の始まり ◎ 夏の宿題 ドイッチュは量子論の「多世界解釈」をマジに信じていることが知られている。同書のその章を初めて読ん…
どんな集合をもってきてもxが属しているなら必ずyも属しているとき「x=y」とする。「=」の定義ということになる。急にこんなことを書くと、頭がおかしくなったと思われそうだが、私としては頭が賢くなったと言いたい。 不完全性定理の本をまた読んでいる。…
ヒヤリ、ハット、ハラリ? やはり深いところを問うている。 https://community.exawizards.com/aishinbun/%e3%83%a6%e3%83%b4%e3%82%a1%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%8e%e3%82%a2%e3%83%bb%e3%83%8f%e3%83%a9%e3%83%aa%e3%80%81%e3%82%aa%e3%83%bc%e3%83%89%e3%8…
https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2020/07/09/000000 ↓ その私に併走してくれる本が1冊ある。『世界はなぜ「ある」のか』(ジム・ホルト) 未読だった部分を読んでいる。 同書は、著者がこの人にこそと思う複数の人に会いにいき「世界はなぜあると思い…
▼この内田百閒の弁がきっかけになった。 https://twitter.com/Hyakken_Uchida/status/1276354470134202368 「飲むと無くなるのが酒の一番の欠点」と百閒は嘆くわけだが、そうか私の場合「死ぬと終わるのが死の一番の欠点だ」と嘆いているのか、と。 「酒は飲…
2倍多くツイートすることが2倍多く生きることになるのなら、そうするが、そうか? そうかも、わりと。 * https://twitter.com/yokoyama33/status/1275756775464001536 そうか、たしかに、「世界がある」はトートロジーだ!
https://sorae.info/astronomy/20200616-extraterrestrial-life.html 「天の川銀河には高度な文明が36以上存在している可能性」(sorae 宇宙へのポータルサイト) だれかいますか? 存在するかしないかのどちらでもないということはありえないはずなのに、そ…
「アメリカとはいかなる国なのか」――これは問いというより、むしろ驚き、あるいは、もはや嘆きの文言だ。 「俺は何のために生きているんだ」とか「そもそも宇宙はなぜ在るのだろう」とかいうのも、問いというより、嘆きや、問うことを諦めたときの文言なのか…
ハチを食べるカマキリー こういうものを私は見たくないけど、それはライオンがキリンを食べるのを見たくないのと似ているようで違っていて、なんというかエイリアン感がいやなのだろう。ロボットが壊れても怖くないが、ロボットが壊れた中身が柔らかいと怖い…
猫は「5月」を知っているのだろうか? 犬は「夏」を知っているのだろうか? 言葉をもたなくても。 ――毎日人が家にいるのがコロナのせいだとは知るまい。 いらすとや が、あらゆるものごとをイラストにしてくれたら、言葉はいらなくなるのだろうか? しかしな…
人間のDNAの8%はウィルス由来 On Off and Beyond https://chikawatanabe.com/2020/04/27/thetangledtree/ 《次々に耐性がつくのは、ここのバクテリアが進化してそうなるのではなく、耐性ができたらその遺伝子が他のバクテリアにもシェアされていくから》 …
『統計学が最強の学問である』西内啓さんの記事を読んだ。 https://cakes.mu/posts/29802 「95%信頼区間」というのが何なのか、初めてよくわかった。この範囲以外の確率になることは「まずありませんよ」ということなのだ。この例では、母集団(東京23区の人…
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200428/k10012408331000.html “UFO映像” 米国防総省が公開 “物体が何かは不明”(NHK) こうしたUFOの話にはまったく興味がわかないけど、その理由は、地球外知性がどこかにあったとしても、これほど地球上の知性(私…
本の備蓄をしそこなったけれど、『『論理哲学論考』を読む』(野矢茂樹)を読んでいるので、当分だいじょうぶ。 (4月18日) およそ考えられうることはすべて、明晰に考えられうる。(論理哲学論考 4.116) 突然引用したのは、クール(かっこいい)からだが…
誰も教えてくれなかった「死」の哲学入門/内藤理恵子 https://www.amazon.co.jp/dp/4534057164 ヘーゲルの弁証法をトーナメント戦にたとえていて、なるほどと思った。格闘系のゲームで相手を打ち負かすと自分と相手の両方の能力が統合されて新しい自分にな…
「東大、宇宙の中で生命が非生物的な現象から誕生するシナリオを発表」(日経) https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP528188_T00C20A2000000/ 生命の誕生は想像を絶するほど珍しいけれど、インフレーション宇宙でできた星の数が想像を絶するほど多いから…
https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2020/01/11/124640 (上から続く) ジョセフ・ヘンリック『文化がヒトを進化させた』はほぼ読み終えている。 そもそも… かつて人類が他の動物と似たものだったこと、そして進化という原理でこうなったことは、自明な…
郡司ペギオ幸夫『天然知能』。この人の本が初めてスラスラ読めて感動し、内容のすばらしさに感動し、たいへん喜ばしき休日。 https://www.amazon.co.jp/dp/4065145139 《天然知能は、自分が自分らしくあることを、肯定できる、唯一の知性なのです》 世界をい…
http://www.phys.cs.is.nagoya-u.ac.jp/~tanimura/time/note.html 物理学者の、哲学者に対する、根本的な疑義が示されているようで、興味深い。 《例えば「地球温暖化は実在するか」という問いは、言語概念分析で答えが出る問題で はないだろう。「大気中に…
『三体』(劉 慈欣)を読んでいる。 意外にも文化大革命の一幕から始まる。糾弾されているのは科学者。相対性理論もビッグバン理論も「反動的だ!」と断じられる。「すべての反動的学説を打倒せよ!」 ホントにそんなこともあったのだろうか? 紅衛兵「お前…
WindowsのWordと、MacのPagesは、リンガ・フランカが存在しない。 「リンガ・フランカ」と言ってみたかった。フランク王国に由来するらしい! * 先日「フランク王国」と書いたのは、最近 世界史の本を読んでいるからだ。山川出版『詳説 世界史研究』。同じ…
哲学史には「言語論的転回」というのがある。「何が本当か/なぜ本当がわからないか」には、言語こそが関係するから、言語の解明こそが不可欠だね、といった態度変更を言う。(それまでは認識=意識こそが真理に関係するとみてきた) この「なんとか的転回」…
分子生物学の基本原理「セントラルドグマ」の理論的導出に成功 | 東京大学 https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/press/z0109_00230.html これはいったい何の話なんだろう? 《機能と情報の分離は生命システムのさまざまな階層で見出されている。多細胞生物で…
とびぬけた知性をもつ存在が「たった1種だけある・たった1種しかない」ことは、きわめて奇妙に感じられるわけだが、それが個体としては こともあろうに70億もひしめいているなんて、それを上回って奇妙ではないか。 70億の自我などフィクションと同じ。計…
https://www.amazon.co.jp/dp/4140817739 「ホーキング、私と同じこと考えてた!」という実感。 「私、ホーキングと同じこと考えてる!」でもいいのだが、独立してホントに同じ問いにとらえられたし、独立してホントに同じ答えにたどりついた。そんな親近感…