東京永久観光

【2019 輪廻転生】

国家

新しい象徴(27時間テレビをチラ見して)

21世紀の日本国民は天皇家ではなくSMAPとともに年齢を重ねていくことにした、ということなのかも。独り者でも平気だし。あと40年は楽しくやるぞ!

曖昧と妥協

日本人の特質というなら曖昧と妥協ではないか。あるいは孤独と諦観? 正義や自由はそこから生まれうるか?これは昨晩の東浩紀氏のツイートを見て思ったこと。https://twitter.com/hazuma/status/492746465182089216西洋思想とは別のルートで日本が独自に正義…

日本の夏、ジブリの夏

天使も河童もいないけどトトロはいるよってかんじの現代日本だよね(テレビ放映中) これまでも似たようなことを感じてきたのだった→http://www.mayq.net/junky0107.html#010826ジェイズ・バーの夏というのもある

ブログの上では2014年

明けましておめでとうございます 今年もよろしくお願いいたします ** 首相靖国参拝問題とは、「日本の戦争は犯罪ではなかった」という見解と「日本の戦争だけは犯罪だった」という見解の衝突であり、私はどちらの見解にも納得できないが、どちらの見解もま…

★ニッチを探して/島田雅彦

何を見てもなにかを思い出す という名言があるけれど、ちかごろの私は何をみても歳月の経過を思う。若いころから同世代を代表する知性と信じ親しんできた島田雅彦だが、今やその小説の主人公も馬齢を重ね所帯と妻子をもつ管理職になっている。(とはいえ「青…

★中国化する日本/與那覇潤 

こんな面白い歴史本はめったにないのではないか。日本という国は「経済のグローバル化」と「政治の中央集権化」の2つをどうしてもやり抜けない。典型は江戸時代だが、源平の時代から明治維新、大戦、現在に至るまで、建設も破壊も常に ゆるい・ぬるいままだ…

天皇と放射能だけは特別か?

渡した人が山本太郎議員であることがまずいのか、渡された人が天皇であることがまずいのか、渡した手紙の内容がまずいのか。もし、長嶋茂雄さんが天皇に「脳梗塞の患者を後遺症から救って下さるよう、お手をお貸し下さい」という内容の手紙を渡したとしても…

★アンダーグラウンド/エミール・クストリッツァ(1995年)

■バルカン・トラッド・パンク?活動家のマルコと女優のナタリアは盟友たちを騙して地下室に閉じ込めている。その裏切りの罪を忘れ去ろうとするかのように二人は愛欲に溺れる。そのシーンで流れていた音楽が「異国風パンク」とでも言いたくなるインパクトで心…

★レイヤー化する世界/佐々木俊尚

さっくりと世界史が一覧できる、といってよい。なにより、中世社会とはいかなる世界だったのかが初めてよくわかった。その収穫が大きい。もちろん近代国家がいかなる世界なのかもよくわかるし、本題である近代国家を超えた世界の到来の話もポイントを突いて…

軍隊はグローバル化しないのか? 

すでに、しているような、していないような… 軍隊は自分の国を他の国から守るという建前なので、グローバリゼーションとは原理的に矛盾するのか。ただ、堀江貴文さんなどは「軍隊もすべて外注でOK!」と思っているふしがある。尖閣も天皇もいらない、みんな…

公益及び公の秩序を害するブログの自由及び権利

ちょっと気になって、自民党の憲法改正草案(2012年4月27日決定)を見てみた。 http://www.jimin.jp/policy/policy_topics/116666.html前文や第三章(国民の権利及び義務)を読むと、「明らかに改悪だ」と感じる。 日本国民は、国と郷土を誇りと気概を持って…

第18章 グローバル世界の形成と発展

むかし世界史の授業で「領主や教会に代わって国王が人々を統治するようになりました」という話は、どうもイメージしにくかった。グローバル化という話になじめないのも同じことだろう。しかし、今また、人々が実質的に支配され依存もしようとしている力の源…

ホリエモン 朝生に登場

以下、視聴中につぶやかずにいられなかったこと ・やっぱり圧倒的に話が早い。・刑務所にいたのに、なんですべてに詳しいんだ、ホリエモン!・イエス・キリストが現れたときの破戒ぶりというのが、なんかこんな感じだったのではないか?・ネットが変えたこと…

死ねばいいのに!(『最高の離婚』より)

http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/64186cc20ecf3e3eaa1da3f5b5f1cd48 私は「韓国人を殺せ」と思ったことはない。 しかし 「韓国人バカじゃないか」とか 「中国人バカじゃないか」とかなら このところ私はよく思った。 仏像をめぐる騒動や尖閣をめぐる騒…

ナショナリズム考

大手企業のボーナスが上がるからといって、それとは無縁の日本国民と、それとは無縁の他国国民とは、ただただ白けるばかりでありましょうなあ。大手企業のボーナスとは無縁の、日本の公務員全員と、および、公務員以外の国民全員に、税金でボーナスを支給し…

サハリン体験記(4)

ユジノサハリンスクから乗ったバスで、隣に座った人が「日本人ですか」と話しかけてきた。曹さんという朝鮮系の男性。30分ほど話を聞いた。20世紀東アジア史の縮図みたいな人生だった。 1940 朝鮮半島北部に生まれる。 1943 両親とともにサハリンへ…

中国も日本も愛さず憎まず無罪無味無臭

君たち(中国の人)は、日本の人や日本の会社以外に、もっとたたきのめしたい中国の人や中国の会社が本当はあるんじゃないか? 私は、中国の人や中国の会社以外に、もっとたたきのめしたい日本の人や日本の会社が本当はあるよ!他国より自国を愛する右の人は…

もう近代じゃない証拠に

近代とは「個人それぞれが独自に考えて生きる」なんてことが可能であり、しかも有意義かもしれないことを見出した時代なのだろう。そして今はもう近代じゃないと感じるのは、大半の個人はむしろ考えるのをやめ、一部の個人が考えたことにただ従ったほうがい…

気分はもう平和

★絶望の国の幸福な若者たち/古市憲寿 昨年の人気本。少し前に読んだ。 * 「若者」という概念は歴史的なものにすぎないという指摘は、そう言われればあまりにそのとおりで、今までどうしてそう思わなかったか不思議なほどだ。「風景や内面は明治時代まで存…

狭心症の手術で入院

国民が君主の健康を祈り記帳するのを二代続けて目撃する。私の一生はけっこう長い。しかし「三代目はどうなる?」と考えて、ひとつの国にも私の人生にも「寿命がある」ことがまた実感されてくる。

他国を嫌うは国民の証

韓国を嫌ったり憎んだり。中国を嫌ったり憎んだり。日本を嫌ったり憎んだり。米国を嫌ったり憎んだり。どこかの国民であれば自ずとそうなるものであるのなら、べつにいいじゃないかと思う。「べつにいいじゃないか」ということを誰も言わなさすぎだと思う。…

★歴史認識を乗り越える 日中韓の対話を阻むものは何か/小倉紀蔵

冷静にして遠慮のない分析と主張。こうした本は貴重だとおもった。以下は、メモ(整理されていない) ヒロシマ原爆ドームの展示では、落とした米国を道徳志向的に糾弾するのではなく、あたかもエノラ・ゲイは8月6日の朝に突然宇宙のかなたから飛来した物体で…

世紀の罵倒

柄谷行人が文芸誌のある対談で作家の中野孝次を激しく罵ったことがある。昔(1985年)のことだが、ネットでは今も伝説っぽく語られる。私は当時図書館でたまたまそれを読んでおり、あまりのひどさにぎょっとした覚えがある。あれはいったい何だったんだろう…

コミュニタリアンと天皇制

近ごろ朝ガストに行くと読売新聞がなぜか読める。こういうのを翻訳風文体にするなら、「最近のガストにおける朝食が読売新聞の理由不明の閲覧を可能にしている」ということになるわけか。参照:日本語作文術さてそれはそれとして。天皇制について「あっても…

コミュニタリバン?

★マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』 ようやく読み終えた。(ずっと下にある追記が最重要) サンデル先生が自らその立場だとはっきり打ち出す「コミュニタリアン」料理のフルコース。この味はしかし本当に私の舌になじむものだった。幸福…

玉砕根性 受け継いでいるような気がするニッポンの夏

そろそろ2010年8月15日だ。高橋さんの路上つぶやきでも聞くとしよう。 http://twilog.org/takagengen/date-100815 (以下はこれと同時進行で私がつぶやいたこと) 日航機が落ちて25年。私の母が死んだのも実は25年前。早いものだ。戦争が終わって65年という…

読書記録 2010年(2)

近ごろどれほど本を読んでいないことか。いやこう言うべきだ。生涯で本をそれなりに読む期間は、あったとしてもどれほどわずかしかないことか。暗澹たる気持ちになる。少しの時間しか読書にあてられないのが動かせない条件なら、それでも意義ある読書を実現…

ワールドカップ、イルカ、総選挙

http://www.mammo.tv/column/genichiro_takahashi/ サッカーがナショナリズムを利用しているのか、ナショナリズムがサッカーを利用しているのか、というと、私はもちろん前者が正解だと思う。 * 「人間はイルカは食べてもいい」というのは、「人間は日本人…

日本国民だからといって日本人とはかぎらない(のか?)=外国人参政権=

「参政権がほしいから、日本国籍を取る」 これは 「配偶者控除したいから、入籍する」と 実に似ている。 そのとき、国籍の変更は、 戸籍やパスポートという紙切れが出来ること だけを意味するのか。 それとも、 当人のアイデンティティが変わることを意味す…

つぶやきの銀河

ツイッターを眺めていてつくづく感じるのは、情報もまた人間と同じように砂粒化が激しく進んでいるのだということ。同時に、インターネットに仮に意識みたいなものが生じても、それは1人のブログや1個のつぶやきの次元ではないということ。 ●流浪するつぶ…