東京永久観光

【2019 輪廻転生】

人生

大悔日?

平成の30年間「なんだ、夢だったのか」 人生そのものが夢のようだった、心底そう思う人も多いだろう。 一方、この宇宙すべてが夢かもしれない、心底そう思う人はあまりいないと思う。しかし、宇宙とはいったい何だ? なぜあるんだ? どうやってできたんだ? …

つれづれ

ディスったり藁ったりイライラしたりするために年中タイムラインをたどってるわけじゃないよね。もっと驚いたり気づいたりあきれたり笑ったりワクワクしたりしたい。 * 正月のデジタルトランスフォーメーション化を思いつく。すなわち娯楽・教養すべてネッ…

世界はなぜあるのか? 仕事もなぜあるのか?

ジム・ホルト「宇宙はなぜ存在するのか?」(TED)https://www.ted.com/talks/jim_holt_why_does_the_universe_exist/transcript?source=google_plusone&language=ja#t-14419 ……とはいえ、難点は、宇宙にあるのではなく、仕事とかにあるんだな、これが。神が…

★夜の果てへの旅/セリーヌ

http://d.hatena.ne.jp/tokyocat/20180801/p1 から続く。 ずいぶん日が経ったが、セリーヌ『夜の果てへの旅』は読み終えた。記憶が流れて消えていかぬよう、少し書き留めておきたい。 =以下はすべて下巻について= 上巻は、第一次大戦の前線、その銃後のパ…

★岸和田少年愚連隊/井筒和幸(1996)

アマゾンのプライムでついだらだら映画をみてしまう。これは投資なのか消費なのか浪費なのか? とはいえ『岸和田少年愚連隊』は、初めてみたけど、痛快だった。それにしても、やんちゃもまた100%青春の浪費だ。映画の冒頭シーンはラストシーンの先どりだっ…

生まれ変わったらバンクシーになりたい。

生まれ変わらないとなれないか。

★海よりもまだ深く/是枝裕和

http://gaga.ne.jp/umiyorimo/ 映画『海よりもまだ深く』をアマゾンプライムで視聴。むしろこっちがA面で、『万引き家族』はB面だったのか、という印象。ぜんぜん違う話ともいえるが、『万引き』が暗黒サイドなら『海よりも』は美白サイド。台風の来る今夜の…

★人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている/ふろむだ

https://www.furomuda.com/entry/2018/08/04/011000これはたいへんな本だ。なにしろ私たちはそもそも間違った評価しかできず、しかもそれを疑うことも原理的にできないということだから。だけどまったくそのとおりかもしれない。人や世間なんてまちがった判…

青春ホルマリン漬け

さして理由はないが、大昔の日記帳を引っ張りだして読んでみたら、やめられなくなった。評価としてはまあ「目も当てられない」に尽きる。あと、体がなんか痒くなった。それにしても「ここにいるのはたしかにオレなんだが、読んでるオレはいったい誰だろう?…

★忘却の河/福永武彦

こんなに古い、それこそ忘却されてしまったかのごときこの小説を、それでも今夜だれか一人や二人は読んでいないかと、なんどもツイッターを検索したが、やはりいつも誰も読んでいなかった。出てくるのはbotだけ。でも私は読んだ。この小説のことを思い出した…

人工知能研究の動機

《我々はいつか死にます。こうして考え、認識している主体にも終わりが来ます。このこと自体を考えることは、自分自身にとても不思議な感覚をもたらします》――これは、いつものように、年をとったロマン主義者の私が言っているのではない。若い科学者である…

ハムレットを初めて読んだ

「ハムレット」を読んだことがなかったので読んだ(福田恆存訳)。ハムレットが屋敷に劇団を呼んで劇中劇が展開され、それがストーリーの結節点になるということも初めて知った。なお、ハムレットは役者の演技というものについて指導というか愚痴をくどくど…

人生も宇宙も、どこまでも暗黒ですべてが空虚かというと、長い長い無駄話の果ての果てに、きっと何かが現れる!

「もし月が1ピクセルだったら」 http://joshworth.com/dev/pixelspace/pixelspace_solarsystem.html(それにしても木星は遠い)

そういえばきょうは親の命日だった。

3年に2回は通り過ぎてから気がつく。「まったく何も存在しないのではなく、なぜこのように何かが存在するのか?」「世界がわざわざ存在することに意味や価値はあるのか?」 ――そのように問う場合、答えは、宇宙や地球の長い長い歴史のなかにあるのかもしれな…

緑と風の9日間

体の傷が癒えるというのは体の細胞が修復されることだろう。では心の傷が癒えるというのは、脳の神経細胞が修復されることか。まあそうだろう。記憶や情緒に関わる神経細胞や、それに連結した心と体を司っている多様な神経細胞の、つながりが修復されていく…

★海辺の生と死

先日 DVD視聴した。風の音、波の音、鳥の声、コントラストの濃い樹木と草花。土地の言葉。「これはどこか遠くの夢のような出来事だ」という感触が最初から最後まで。なによりも、若いのに特攻隊だから死ぬよりほかにない定め、その恋人を失うよりほかにない…

★逆光/トマス・ピンチョン

再読することにした。いったん読了した上巻の最初から。「また読まなきゃ」と気になりつつ5年ぶり。とはいえ、私の場合、「また会わなきゃ」と思いつつ5年たってから会った人もいれば、10年たって会っていない人もいるので、驚いてはいけない。すぐに思った…

わたしは「やればできる子」なのか? 

仕事で尻に火がついてからの集中力。こんな人生が良いのか悪いのか わからないが、人生はいつまでもこんなふうでそしてこんなふうに終わっていくのだろうということは なんとなくわかる。それにしても、仕事に没頭するのでなくツイッターに没頭するほうが よ…

きょうもひとことではツイートできない。

ツイートしたいけどしないのは考えがまとまらないときだが、考えがまとまらないのは考える内容と考える力量のバランスがとれていないせいだ。つまり考える力量が足りない。「いや、考える内容が君には高度すぎるんだな」とホーキングさんなら慰めてくれるだ…

桜も咲いた。

まあ大抵のことはどうにかなる。籠池氏も命まではとられまい。佐川氏も退職金まではとられまい。きみの仕事の難題が死ぬほどつらいとしても死ぬほどのことではたぶんない。人生マジにどうにもならないことがあるとしたら最後の1回くらいだろう。

★考えない練習/小池龍之介

読んだ。小池さんは独立系の仏教僧。NHK『ニッポンのジレンマ』で知った。人間は考えるから偉いのではなく、《むしろ、考えるせいで、人の集中力が低下したり、イライラしたり、迷ったりしているのではないかと思っています。いわば、「思考病」とでも申せま…

落合陽一

「指数関数的成長にとって、すべての点は、いつでも始まったばかりだ」と、落合陽一がさっき言っていたんだけど、近代においては人生自体が凡人でもわりとそうで、どれほど貯めこんだり抱え込んだりしたとしても、長くても1年か2年もすれば、ほぼ無視してよ…

死ぬというのは…

だれかが死ぬというのはメールの返事がもう来ないということ。旅行や入院なら遠くにいても姿が見えなくてもメールの返事はやがて来る。では、自分が死ぬというのはメールの返事をもう出せないことかというと、そうではなくて、メールの返事を出すことがもう…

ミサイルが降っても仕事に行く日本人は、雪が降ってももちろん仕事に行く。

つれづれ

小室哲哉も安室奈美恵も気にしたことがほとんどなかったけど、今にして思えば、ひとつの時代を明らかに彩ってきた二人だ。そして私もその時代を間違いなく生きていた。神戸の震災やオウムの事件と同じくらい重要なものかもしれない。では文春は、いったい私…

中国旅行中(3)

まだ中国にいる。明日(11日)帰国する。貴州省の観光地を10日間で3カ所回った。普通よりのんびりペースだが、それでも行き帰りの飛行機を含め6日間は長距離移動をした。かつてヴェンダースなどの映画はロードムービーと呼ばれ、つまりアクションやドラマや…

私の国

いつも紅白をみて「まるでよその国」と思いつつ、すぐに「これが私の国」と思うようになって、除夜の鐘が鳴る。21世紀にもなって「私の国」などなくてもいいだろうとは思う。しかし、私の国があるとしたら、少なくとも今の私には、ほかのどこにもない。昭和…

年賀状

出さなかった枚数×出さなかった年数が400を超えると死亡率が高くなることがわかりました。

ウィトゲンシュタイン再読

旅行をすればするほど行きたいところが増えるかというと、人によるだろうが、私はそうでもない気がする。ところが本は、読めば読むほど読みたい本が増えていくのは明らかで、それゆえ、十分な読書というのは短い生涯においてきわめて難しいプロジェクトにな…

3D Printed Painless Suicide Pod

https://www.labroots.com/trending/technology/7525/sarco-3d-printed-painless-suicide-pod