東京永久観光

【2019 輪廻転生】

人生

変えうるのは世界の限界であり、事実ではない(ウィトゲンシュタイン)

加藤典洋さんが亡くなった。驚きと落胆。それと71歳という年齢の早さ。そうかと思えば、きょうは、ついこのあいだまでを一緒に仕事していた方の訃報を聞いてしまった。69歳。……おまえはあと何年生きるつもりなのか? そう自問せずにはいられない。 この微妙…

★安楽死を遂げるまで/宮下洋一

『安楽死を遂げるまで』(宮下洋一)を読んだ。 自分も必ず直面するテーマだと思っているけれど、きちんとした本は初めて。スイス、オランダ、オレゴンなどの制度化されたケース、日本の犯罪とされたケースなどを紹介。当事者を丁寧に取材しており、その事情…

★すいか/木皿泉

ドラマ『すいか』を見ている。(再視聴) 『富士ファミリー』つながり(木皿泉)、『廃市』つながり(小林聡美)で、自然な流れ。オールタナティブな自分探し・意味探し系とでも言おうか。 笑うのと泣くのが7:3の割合。 * https://twitter.com/tokyocat/…

ツイッター長い

桃栗3年、ホームページ8年、はてなダイアリー6年、ツイッター10年か。 ツイッター長い。 というか私が長い。 象は鼻が長い。

★存在の耐えられない軽さ(続き)

https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2019/04/30/から続く 『存在の耐えられない軽さ』読んでいる。 小説を読むのが以前に増して遅くなった私としては驚くほどのスピード。とても複雑なことが書いてあるのに、とても面白い複雑さであり、しかも、きわめて…

★存在の耐えられない軽さ/ミラン・クンデラ

小説をちゃんと読んでいなくて、なんかないかと図書館で手にしたのが、ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』。これが実に面白くて驚く。しかしそれに負けず驚いたのは、この小説2000年に一度読んでいたことが発覚したこと。 良い小説を少しは読んでき…

神なき世界に物語あり

松尾豊さんの本をまた読んでいる。『超AI入門』(NHK番組の関連本)。人間の「心」という広い働きから「知能」のみ抽出しモデル化し代替させるのがAIだという見方。それに対し「心」のうちの「感情や本能」は進化のプロセスなしには出て来にくいという見方。…

発現する業務と遺伝子

それにしても今回、組織的なプロジェクトに加わって思ったのは、多数のスタッフが与えられた各々の業務を淡々とこなすのは、遺伝子の発現さながらだ ということ。 細胞が滞りなく再生産されたり臓器が計画通り出来てきたりするのは、人体もプロジェクトも同…

改元ジャパニアン狂詩曲

ゼロサムか、なるほど〜 * この2か月あまり仕事が怒涛のごとくで、やっと波が引いたら、ふと『騎士団長殺し』の続きが読みたくなった。仕事システム世界とは完全に異なる秩序と相貌としか言いようがない春樹システム世界。文庫化されるとか? あやうく令和…

音楽

耳にチューブで栄養と薬を注ぎながら眠りに入る。 * 気が重いときにいつも聴くことにしている曲を聴く。気が軽くなりつつ、気が重いときのことをちょっと思い出す。

帳尻

いろいろ帳尻を合わせて生きていく。確定申告とかも。帳尻を合わせるために、空爆したり銃乱射したりアンコールワットまで行って人を殺したり、せざるをえないことも、あるのかというと、絶対ないとは言えまい。でも、確定申告は少々適当でもいいが、後者が…

徒然(草w)

なんか私もこんなかんじで仕事がいつまでも終わらないんじゃなかろうか https://twitter.com/renkon2525/status/1107242709763284992 * 毎日Twitterしてる人とfacebookしてる人では、世界イメージや人生イメージが、ヒンズー教徒とキリスト教徒ぐらい、異な…

壊れていく(All work and no play …)

落ち込んでる暇がないほど忙しくする力がないほど落ち込んでる暇がないほど忙しくする力がないほど落ち込んでる暇がないほど忙しくする力がないほど落ち込んでる暇がないほど忙しくする力がないほど落ち込んでる暇がないほど忙しくする力がないほど落ち込ん…

やるしかないが、やれるしかやれない

無理なことは結局できないんだ、というのがどうやら真理らしいと気がつくわけで、しかしそうすると、きょうも私は、実は無理などしなかったということになるだが、まあそうだろう。安楽に生きよう。

★牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件/エドワード・ヤン

仕事の合間をぬって『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』のDVDを見た。すでにビデオで1回、劇場で2回見ているのだが、今回やっとストーリーが俯瞰でき人間関係も把握できたかも。 http://www.bitters.co.jp/abrightersummerday/ じゃあ今まで、ストーリー…

仕事、仕事

あしたは休みだから仕事できるのだからきょうは仕事しなくて休んでもいいのだ。それでいいのだ。♪ * 制御資源というもの(考え方および実体)があるのか。初めて知った。興味深い。 https://twitter.com/philomyu/status/1096568565510004736 以下に詳しく…

統計問題とかいうけれど

BSのTBSで、政府の統計問題をやっているのを見ていたら、ある出演者の理屈の熱弁が「私に似ている」と言われた。藻谷浩介さん。いや実のところ、藻谷さんの主張と口調に共感するからこそ、この番組を見ていたのだ。 藻谷さんは「政治家もマスコミも経済と統…

地獄とは

https://twitter.com/doctoreverthing/status/1054422799102570496 地獄とは死んだ後でなく死ぬ前に存在するのだな。天国もだけど。

独白(毒吐)

心のエネルギーが枯渇しているとき、それでも行動を起こさせるものは憤怒だけ。 「バカヤロー、ぜんぶ俺がやってやるよ、やりゃいいんだろう」 悲嘆では動きだすことができない。

ライブ・エイド1985「ボヘミアン・ラプソディー」

「ボヘミアン・ラプソディー」 曲はリリース時にラジオで聴いているのだが、ライブエイドの頃のクイーンは記憶がない。記録映像をユーチューブでみても「フレディーはインド人だなあ」とインド帰りなのでそんなことを思うばかりで、やはり何も思い出さない。…

大悔日?

平成の30年間「なんだ、夢だったのか」 人生そのものが夢のようだった、心底そう思う人も多いだろう。 一方、この宇宙すべてが夢かもしれない、心底そう思う人はあまりいないと思う。しかし、宇宙とはいったい何だ? なぜあるんだ? どうやってできたんだ? …

つれづれ

ディスったり藁ったりイライラしたりするために年中タイムラインをたどってるわけじゃないよね。もっと驚いたり気づいたりあきれたり笑ったりワクワクしたりしたい。 * 正月のデジタルトランスフォーメーション化を思いつく。すなわち娯楽・教養すべてネッ…

世界はなぜあるのか? 仕事もなぜあるのか?

ジム・ホルト「宇宙はなぜ存在するのか?」(TED)https://www.ted.com/talks/jim_holt_why_does_the_universe_exist/transcript?source=google_plusone&language=ja#t-14419 ……とはいえ、難点は、宇宙にあるのではなく、仕事とかにあるんだな、これが。神が…

★夜の果てへの旅/セリーヌ

http://d.hatena.ne.jp/tokyocat/20180801/p1 から続く。 ずいぶん日が経ったが、セリーヌ『夜の果てへの旅』は読み終えた。記憶が流れて消えていかぬよう、少し書き留めておきたい。 =以下はすべて下巻について= 上巻は、第一次大戦の前線、その銃後のパ…

★岸和田少年愚連隊/井筒和幸(1996)

アマゾンのプライムでついだらだら映画をみてしまう。これは投資なのか消費なのか浪費なのか? とはいえ『岸和田少年愚連隊』は、初めてみたけど、痛快だった。それにしても、やんちゃもまた100%青春の浪費だ。映画の冒頭シーンはラストシーンの先どりだっ…

生まれ変わったらバンクシーになりたい。

生まれ変わらないとなれないか。

★海よりもまだ深く/是枝裕和

http://gaga.ne.jp/umiyorimo/ 映画『海よりもまだ深く』をアマゾンプライムで視聴。むしろこっちがA面で、『万引き家族』はB面だったのか、という印象。ぜんぜん違う話ともいえるが、『万引き』が暗黒サイドなら『海よりも』は美白サイド。台風の来る今夜の…

★人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている/ふろむだ

https://www.furomuda.com/entry/2018/08/04/011000これはたいへんな本だ。なにしろ私たちはそもそも間違った評価しかできず、しかもそれを疑うことも原理的にできないということだから。だけどまったくそのとおりかもしれない。人や世間なんてまちがった判…

青春ホルマリン漬け

さして理由はないが、大昔の日記帳を引っ張りだして読んでみたら、やめられなくなった。評価としてはまあ「目も当てられない」に尽きる。あと、体がなんか痒くなった。それにしても「ここにいるのはたしかにオレなんだが、読んでるオレはいったい誰だろう?…

★忘却の河/福永武彦

こんなに古い、それこそ忘却されてしまったかのごときこの小説を、それでも今夜だれか一人や二人は読んでいないかと、なんどもツイッターを検索したが、やはりいつも誰も読んでいなかった。出てくるのはbotだけ。でも私は読んだ。この小説のことを思い出した…