東京永久観光

【2019 輪廻転生】

2009-06-17から1日間の記事一覧

じつは印象の薄い人(言語論)

村上春樹の小説ではやけに印象に残る人物が主役級以外にしばしばいる。『1Q84』なら、2冊目に入ってすぐ、天吾が勤務する学習塾にアポなしで訪ねてくる牛河という男などがそうだ。そのたたずまいはこう書かれている。asin:4103534222 《牛河は背の低い、四十…